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韓国メディア「素材・部品・装備の国産化宣言から4年・・半導体分野の核心部品、金額でも割合でも日本からの輸入が増加」

2023-03-01 11:33:54 | 日記
韓国メディア「素材・部品・装備の国産化宣言から4年・・半導体分野の核心部品、金額でも割合でも日本からの輸入が増加」
  • 2023年2月25日
  • 尹政権の大冒険
  • シンシアリーのブログ, 韓国情
韓国では「素部装(ソブジャン)」ともいいますが、素材、部品、装備。2019年、文政権は国産化を掲げ、相応の成果を出しているという記事が相次ぎました。今日のソース記事毎日経済も、確かに日本からの輸入額は減っている、と報じています。しかし、ちょっと範囲を広げて分析してみると、なぜか核心部品関連ではむしろ日本から輸入に頼る割合が増えている、とのことでして。記事は、「約4年が経つのに、効果が出ていないのではないか」としています。
記事は、発表される関連分野の日本からの輸入額などを見ると、確かに減ってはいる、としながらも、メモリーなど各種半導体の回路、ダイオード・トランジスタなど類似半導体素子まで含めての「電子部品」項目として見てみると、総電子部品部門の輸入額において、日本からの輸入は11.8%(2022年)で、これは国産化宣言の直前(2018年)の9.6%に比べ、むしろ増加した数値である、と報じています。記事は(直接こう書いてあるわけではありませんが)発表される内容を合わない、なぜだ、というニュアンスになっていますが・・ここは後でツッコミを入れるとして、以下、<<~>>が引用部分となります。

引用部分にはありませんが、全体部品の約60%を日本から輸入していた半導体装備メーカーA社の人は、輸出管理変更の影響で、部品の約30%が調達できなくなり、関連した売上は15%も急落した、と話しています。米国、欧州などに『輸入先の多様化』というのは簡単だけど、すでに製造設備とテスト設備を日本の部品に合わせて稼働してきたので、他の国の部品に急に置き換えるには、相応の設備投資や人件費など関連費用が急増してしまうそうです。
 
船舶用材料製造企業B社の代表さんの場合は、「欧州・米国などで代替原料を探してみたが、欧州の場合、中国産製品を『表紙だけ変えた』事例が多く、原材料の均一な品質を得ることができなかった」と話しています。しかも、米国の場合はいろんな関連物質が安保関連で手続きが大変だし、米国にせよ欧州にせと、現実的な代替先を見つけることはできなかった」、「国産化も検討したが、国内需要だけでは市場需要が合わないという判断で、できるだけ日本の在庫を確保する方に戦略を修正して、対応している」とも。

引用部分にはありませんが、全体部品の約60%を日本から輸入していた半導体装備メーカーA社の人は、輸出管理変更の影響で、部品の約30%が調達できなくなり、関連した売上は15%も急落した、と話しています。米国、欧州などに『輸入先の多様化』というのは簡単だけど、すでに製造設備とテスト設備を日本の部品に合わせて稼働してきたので、他の国の部品に急に置き換えるには、相応の設備投資や人件費など関連費用が急増してしまうそうです。
 
船舶用材料製造企業B社の代表さんの場合は、「欧州・米国などで代替原料を探してみたが、欧州の場合、中国産製品を『表紙だけ変えた』事例が多く、原材料の均一な品質を得ることができなかった」と話しています。しかも、米国の場合はいろんな関連物質が安保関連で手続きが大変だし、米国にせよ欧州にせと、現実的な代替先を見つけることはできなかった」、「国産化も検討したが、国内需要だけでは市場需要が合わないという判断で、できるだけ日本の在庫を確保する方に戦略を修正して、対応している」とも。

で、なんで表向けに発表される数値では輸入が減っているのに、実際には増えているし、現場の声もジャパンジャパンなのか。これについては、2022年2月5日、朝鮮日報が、国産化効果は『錯視効果にすぎない』と報じています。記事は、イ・ハング自動車研究院研究委員など専門家の指摘も紹介しながら、(文政権は国産化の成果を話しているが)「ノーベル化学賞受賞者を何人も出した日本は、核心技術特許を相当な数、掌握している」、「日本の技術特許を避けながらソブジャン国産化をするのは、容易ではない」と書いています。
 
<<・・国内ソブジャン業界も、「第3国にある日本企業の工場を通じて購入する『迂回』が増え、対日輸入統計では分からない、いわば錯視効果が生じている」と指摘している。実際、ソブジャン部門において、日本に頼る割合はあまりにも大きく、何も変わってない・・・・2019年の日本の輸出措置関連品目3種の一つだった「フォトレジスト」の場合、日本からの輸入に頼る割合は2018年の93.2%から昨年79.5%に減った。代替供給網としてベルギーからのフォトレジスト輸入額を10倍以上大きく増やしたからだ。

昨年ベルギーの輸入比率は15.8%を占めた。文政権は、「これは大きな成果である」と発表した。しかし、これをめぐって日経新聞は「韓国がベルギーから輸入した分のフォトレジストは、日本JSRのベルギー工場で製造したもの」とし「欺瞞的な数値発表である」と報道した。製造国が変わっただけで、結局は日本メーカーの製品だということだ・・>>
 


「サムスンのメモリー事業、2月だけで2兆ウォンの赤字」…最悪の「半導体寒波」

2023-03-01 11:26:26 | 日記
「サムスンのメモリー事業、2月だけで2兆ウォンの赤字」…最悪の「半導体寒波」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.03.01 09:47

サムスン電子華城キャンパス

サムスン電子がメモリー事業で2月に2兆ウォン(約2000億円)台の営業赤字を出したことが分かった。昨年下半期からの「半導体寒波」で20年ぶりの最悪の赤字が懸念されている。

中央日報の取材を総合すると、サムスン電子メモリー事業部は今年1、2月に3兆ウォンほどの営業赤字が出ていると推定される。匿名を求めた複数の業界関係者は「サムスン電子の内部で1-3月期にメモリー事業で最大4兆ウォンの損失が出るという報告があったと聞いている」と話した。関係者らは「ファウンドリー(半導体委託生産)で収益が出ているが、まだ規模は小さく、メモリー事業の大規模な赤字をカバーするレベルでない。半導体(DS)部門で1-3月期に2兆ウォン以上の営業損失が避けられないという声が出ている」と伝えた。

業績の大半をメモリーに依存するSKハイニックスはさらに厳しい冬を送っている。市場ではSKハイニックスが今年1-3月期に4兆ウォン台の赤字になるという見方もある。昨年10-12月期、サムスン電子半導体部門の営業利益は前年同期比97%減の2700億ウォンだった。SKハイニックスは1兆7012億ウォンの営業赤字を出した。1月の半導体輸出はメモリー半導体の価格下落と需要減少が重なり、前年同期比で44.5%急減した。




DRAMとNAND型フラッシュメモリーの価格は今年に入って下落が続いている。代表的なDRAM相場のパソコン用DRAM汎用製品(DDR4 8Gb)の平均固定取引価格は今月1.81ドルと、4年前(6.74ドル)に比べて4分の1水準に落ちている。

目の前には暗雲が垂れ込めている。市場調査会社トレンドフォースによると、DRAMの価格はさらに今年1-3月期に20%、4-6月期に11%下落すると予想される。NAND型フラッシュメモリーも同じ期間にそれぞれ10%、3%落ちる見込みだ。DRAM価格は昨年下半期に34%急落した。

さらに米国がサムスン電子とSKハイニックスの中国内メモリー生産・投資に規制を強化するという見方があり、状況は最悪に向かっている。サムスン電子は中国でNAND型フラッシュメモリーの40%を、SKハイニックスはDRAMの50%、NANDの20%を生産している。工程転換のタイミングを逃す場合、莫大な損失が避けられない。

サムスン電子では今年1-3月期、20年来の最悪「アーニングショック(業績衝撃)」が現実化している。サムスン電子がメモリー事業で年間赤字となったのは1990年代を除いて2001年と2008年だけだ。2001年10-12月期には情報技術(IT)バブル崩壊後に半導体で2120億ウォンの赤字を出した。グローバル金融危機当時の2008年10-12月期には6900億ウォンの営業赤字となった。

企業別に「酷寒の冬」への対応には差がある。グローバル「DRAM3強構図」で2、3位のSKハイニックスと米マイクロンは人為的減産を公式化し、供給縮小の信号を送っている。

ただ、サムスン電子は明確な人為的減産なく正面突破するという戦略だ。中長期の需要に備えて半導体技術競争力と市場支配力を維持するために当面の損失は覚悟するということだ。サムスン電子は今年の設備投資と研究開発投資額を例年水準に維持するという。最近は子会社のサムスンディスプレイから20兆ウォンを借り入れた。

半導体サイクルが過去より短くなり、人工知能・ビッグデータ・クラウドなど新産業で需要が急増するというのが期待の要素だ。依然としてメモリー半導体は半導体製品別の市場規模でロジック半導体を抑えて最大の比率を占める。

SKグループの崔泰源(チェ・テウォン)会長は27日(現地時間)、スペイン・バルセロナで開幕した「MWC2023」で記者らに対し、半導体不況について「サイクルが短くなったため、近いうちに上向くと期待する」と話した。漢陽大の朴在勤(パク・ジェグン)融合電子工学部教授は「次世代DRAM DDR5などゲームチェンジャーが登場するなど従来のメモリー半導体の概念が変わり、さらに拡張される傾向」とし「今は高性能・高容量メモリー開発に死活をかける時期」と述べた。