横浜中央市場 まぐろ問屋【八清】

まぐろ問屋八清は
「本当においしいもの」にこだわり、
新鮮な最高級の鮪を皆様にお届けしています。

DVDのご紹介

2010年10月07日 | 鮪のあれこれ
おはようございます!横浜市場、マグロの八清です!! 
今日はマグロに関連するDVDのご紹介。
皆さんもご存知のことと思いますが、NHKで放映される「プロジェクトX」の中の1つです。
今日ご紹介するのは、2006年に製作された『海のダイヤ 世界初 クロマグロ完全養殖』。

昭和45年、クロマグロの漁獲高が頭打ちになったことを受け水産庁は
“クロマグロ資源回復プロジェクト”を5つの研究機関に依頼する。
その中の1つ近畿大学水産研究所にスポットを当て、数々の苦難を乗り越えて
クロマグロ完全養殖の偉業を達成するまでの32年間を描いている。

日本人にとって最も愛されるべき魚、と言っても過言ではないマグロ。
その中でも王様と言うべきクロマグロ(本鮪)が、日本の食卓から消えるのを
防ぐために奔走・格闘する近大の研究者たち。
自らを「研究者」ではなく「魚飼い」と呼ぶ彼らの熱い信念と不屈の精神を、
このDVDから感じ取ることができるだろう。

普段市場では養殖物より天然物をウリにしているところが少なからずあるが、
「日本の食卓に美味しい鮪を届けたい」という願いや鮪に対する想いは、
相通じるものがあると感じた。

鮪に携わる職業の人もそうでない消費者の人にも、
一度は見て欲しい作品である。


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幸せの鮪
株式会社 八清
TEL :045-441-8694
FAX :045-451-0988
MAIL:hassei@calls.ne.jp

生マカジキ②

2010年10月01日 | 鮪のあれこれ
おはようございます!横浜市場、マグロの八清です!!

今日は、昨日の 生マカジキの続きをお送りします!

まずはこちらの写真をご覧下さい。↓↓↓

この白い羽のようなものは、マカジキのうろこなんですよ。
普通、魚のウロコは丸くて堅いものを思い浮かべますが、
カジキのウロコは、こんな細長い形をしています。
写真では分かりにくいですが、1cm程のものです。
体はぱっと見黒い(生きている時は青光りしている)のですが、
ウロコだけ剥がすとこんな白い色をしています。

さて、明日は市民交流イベント。
昨日のブログでマカジキは赤身質と書きましたが、
今回のマカジキは非常に脂がのっているため、
無料配布のねぎま汁に使うことになりました
というわけで、乞うご期待です


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生マカジキ①

2010年09月30日 | 鮪のあれこれ
おはようございます!横浜市場、マグロの八清です!!

今日は、マカジキのご紹介。
今朝、社長がマカジキをおろしていたので写真を撮らせてもらいました。


カジキ類は全長が長く、上顎が細長く前方に伸びているのが特徴です。


背中の方をご覧頂くと、縞模様があるのが分かるでしょうか。
マカジキは英名を“striped marlin”と言いますが、「縞のあるカジキ(類)」という意味です。
この場合の"marlin"は、カジキ類のことで、「海の~」を意味するマリン"marine"とは違います。
ちなみに"marline"とEがつくスペルの同音異義語に、「巻きつけ綱」 という意味の単語もあるのでご注意☆


肉は赤身で、日本ではカジキ類の中で最高級品として位置づけられる。
刺身、寿司種などに利用される。 (Wikipediaより)

昔は日本でもよく食べられていましたが、
最近は以前ほど獲れなくなった他、飽食化が進み
美味しいもの・高級なものを食べられるようになったのもあり
昔に比べて口にする機会は減ってたようです。

ご年配の人の中には「マカジキかぁ、懐かしいネェ!」
と懐かしんで買っていくお客様もいらっしゃいます

次回のブログでは、マカジキの続きを少しお送りします


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明日は水曜休みです。

2010年06月22日 | 鮪のあれこれ
おはようございます!横浜市場、マグロの八清です!!

昨日は暑かったですね!横浜は30度行ったようで、
爽やかな風はあったものの日差しの当たるところでは随分と汗をかきました

暑い時には体力が消耗してしまうので、
タウリンたっぷりで冷たい食感のまぐろを
オクラ、ヤマイモ、納豆などと一緒に食べると
疲労回復、体力増強を期待できますよ!!

さて、明日は6月最後の水曜日休みです。
来週水曜は、月末業務の為もありお休みではありません。
お間違えのないようご来場頂ければと思います


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日本最古の鮪と縄文人の食生活

2010年06月12日 | 鮪のあれこれ
おはようございます!横浜市場、マグロの八清です!!

今日は、古代の人々と鮪のお話。

日本で最初に鮪の骨が出土されたのは、青森県青森市にある
【特別史跡三内丸山遺跡(さんないまるやまいせき)】という遺跡だそうです。

三内丸山遺跡は、日本最大級の縄文集落跡で発掘調査によって
当時の自然環境や生活、ムラの様子などの解明が進められています。
遺跡は通年で公開され、自由に見学することができます。
      (ホームページhttp://sannaimaruyama.pref.aomori.jp/index.htmlより抜粋)

三内丸山遺跡は、今から約5500年前~4000年前の縄文時代の集落跡で、
長期間にわたる定住生活が営まれてた跡が残っているそうです。
そこでマグロの骨が見つかったということは、縄文時代からマグロが
人々の食料として食べられていた、ということでしょう。

2005年、琵琶湖東岸の入江内湖遺跡の縄文時代地層からマグロの骨が見つかりました。
そのことから分かるのは、海や湾から離れた地域の人々もマグロを食べていたということ。
他の物と物々交換でマグロ入手していたらしいのです。
このように、遠くから取り寄せてまでマグロを好んで食べていたとなると、
遥か昔の縄文人は、貴重なマグロを味わう余裕のある食生活を送っていたと考察されます。

マグロが食べられたのは江戸時代、寿司が流行るようになってから、、、
とのエピソードが一般的に知られますが、実は縄文人も食べていたんですね。
しかし、生のままだったのか、江戸のようにヅケから始まったのか、
はたまた火を通してバーベキュー的に食べられていたかは正確には分かりません。
ただ、貴重な動物性タンパク質の源としてマグロを摂っていたことは間違いなく、
食物繊維等他の栄養素と共に充実した食生活を送っていたことは確かです。

最近は健康志向がトレンドになってきていますが、未だ多くはびこる
肉・肉・肉・・・そして必要以上の脂質に溢れた現代日本人の食生活、
見直さないといけませんね。


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マグロとナイアシン

2010年05月18日 | 鮪のあれこれ
おはようございます!横浜市場、マグロの八清です!!

今朝。コカコーラから発売されている、「グラソー ビタミンウォーター」を買いました。
目的別に5種類あるのですが、私が買ったのはビタミンCとナイアシンが入っている
“XXX”というもので、アサイー、ブルーベリー、ザクロ味のもの。

そこで、ナイアシンって、摂取して効能があるんだろう?と思ったので調べてみることに。
するとなんと、多く含む食物として、マグロが上がっていました。
他にも、カツオ、サバ、ブリ、イワシ、シラス、レバー、鶏ささみなどがありました。

ナイアシンは別名「ビタミンB3」とも呼ばれており、血行を良くし、
肌や皮膚を健康に保つ物質とされています。
ナイアシンの最も重要な役割は、食品中の糖質の代謝です。
糖尿病の予防や改善に不可欠なインスリンの合成には、
このナイアシンが必要なのです。

テレビなどでよく謳われる「血液サラサラ」効果も期待できます。
というのも、ナイアシンは血液中のコレステロールや中性脂肪を減らす働きがあり、
血管拡張作用を持っています。それにより脳や心臓などの血行を促進するので、
血流や脳の働きの改善に役立つというわけです。
そのため、動脈硬化などを予防する栄養素としても注目されています。

他にも、肌荒れや口内炎の予防、二日酔い改善、喘息患者の喘鳴の緩和、
統合失調症の緩和、ペラグラ(ナイアシン欠乏症)の予防・改善に役立ちます。

お酒をよく飲む方、肌荒れが気になる方、口内炎がよくできる方
胃腸の調子が悪い方、冷え性の方、生理不順気味の方、
血中コレステロールや中性脂肪が多い方などは、積極的に摂るよう心がけましょう。

また、単独で摂るよりも他のビタミンB群と一緒に摂取すると効果的です。

以上、マグロにも多く含まれているというナイアシンのお話でした。


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太平洋における小型メバチ乱獲問題

2010年05月11日 | 鮪のあれこれ
おはようございます!横浜市場、マグロの八清です!!

皆さんは、太平洋において小型のメバチの乱獲が問題になっているのをご存知ですか?
マグロ資源の減少・枯渇は、環境問題としては勿論のこと、各地方の市場
(特に大物を扱う者たちの間)でも、頭を悩ませる問題の1つです。

太平洋においては、ここ10年で、大型巻網漁船が50隻も増加、
漁獲量も50万トンも増加しているそうです。
これにより何が起きているか?というと、漁獲の目的であるカツオの他にも、
先ほどお話したように小型のメバチマグロや小型キハダマグロも
混獲してしまうという問題が起きているのです。

メバチの混獲対策として、メバチの混獲を招きやすいFAD(人口集魚装置・浮き漁礁)の
3ヶ月禁止や、小型魚の投棄禁止、オブザーバーの100%乗船義務付けなどにより、
30%の削減を実現しようとはいうものの、それよりも巻網漁船増加ペースの方が
早いという現状があるのです。

日本は資源のことを考え、巻網漁船の隻数を35隻にとどめて増やしていないとの
ことですが、発展途上国の中には100トンを超えるような大型巻網漁船を急激に
増やしているとの報告も寄せられています。
ということはまず、今以上船を増やさないという対策を執らねばなりません。

途上国は、「過去、巻網漁船の総隻数が決められていたが、これによって国別の
隻数が固定化され、島嶼国が船を増やしたくても増やせなかった」という強い思いが
あり、総隻数の話題になるだけで、「途上国の発展を妨げるのか」というアレルギー
反応を起こしかねない状況があることも事実です。
ですから、先進国は、途上国の発展も支援しながら、漁獲能力をどう減らしていくか
議論しなくてはならない時期にあるのです。

先進国と途上国の対立はすぐに解決できる問題ではありませんから、
まずはFAD操業の更なる規制や巻網によるカツオの選択的漁獲方法の開発など、
できる対策から実践していく必要があるのだと思います。

(※ ここに投稿しているのは、八清ブロガー自身があらゆる記事を読んで
 集約した内容、また実感したことであり、当社社長自身の意見ではありません。)


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会議終結の日

2010年03月25日 | 鮪のあれこれ
おはようございます!横浜市場、マグロの八清です!!

今日は3月25日、カタールで行なわれているワシントン締約国会議が終了する日です。
カタールは日本からマイナス6時間の時差なので、まだ朝の5時半。
クロマグロにおけるモナコ案否決は承認される見通しですが、
今日1日が終わるまで内心、安心はできませんね…。

ちなみに今日は、シュモクザメやニシネズミザメの取引規制提案や、
アフリカゾウの象牙規制緩和提案などについて再討議が求められる
可能性があるとのことです。

雨で寒い陽気が続いていますが、
皆さまお体にお気をつけください


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ワシントン条約締約国会議・続報

2010年03月19日 | 鮪のあれこれ
おはようございます!横浜市場、マグロの八清です!!

今朝のニュースといえば、やはり大西洋クロマグロの一件です。
これまでの報道とは一変、日本は中国・オーストラリア・アフリカ諸国を説得する
懸命の巻き返しにより、取引禁止という最悪のシナリオは回避されました。
日本の関係者によれば、「まだ本会議が終了するまで気は抜けない」と話してるが、
モナコ側は本会議へはこの提案は持ち込まないとの見方が強いらしいです。

取引が完全に停止になれば再開は難しいので、
マグロの最大の消費国である日本は本当に困ることになります。
しかし、乱獲により大西洋・地中海のクロマグロの絶滅が危惧されているのは事実。
「取引停止」という措置ではなく、消費者のニーズ・商業利益を考慮した上で、
漁獲制限や種の保護を目的とする新たな規約を設けることにより、
将来のことも考えなくてはなりません。

そのためには、漁業関係者や利益を求める関係業者ではなく、
政府の機関やそれに代わる団体が、公正に取り仕切ることが求められます。

皆それぞれの立場があり主張は真逆である難しい問題ですが、
最善の策が執られるよう願うばかりです。


明日は市民交流イベントです。
諸事情によりブログはお休みとさせていただきますが、
「ほたての稚貝汁」や「お魚教室テーマ:“アジ”」など、
お楽しみいただけたらと思います


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ワシントン条約と大西洋クロマグロ

2010年02月22日 | 鮪のあれこれ
おはようございます!横浜市場、マグロの八清です!!

3月にカタールで「ワシントン条約締約国会議」というものが開かれます。
そこで、以前から問題になっていた「大西洋クロマグロ取引禁止」が
可決されるかもしれない状況にあります。
このニュースを知らない人の為にも、ここ最近の動きを
まとめながらお話いたしましょう。

昨年2009年10月、このブログでも取り上げましたが、、
モナコがクロマグロの国際取引全面禁止を提案しました。
その際EU欧州委員会もこれを支持し、加盟国に提案したが、
そのときはイタリア、スペインなど(※1)地中海諸国の反対で否決されました。
( ※1 イタリア・スペインなど地中海近隣諸国でマグロの養殖が盛んな為でしょう。)

しかしながら今年2010年2月3日、フランス政府は
 「 乱獲で個体数の減少が指摘される大西洋と地中海の
  クロマグロの国際取引について、種の保護の観点から、
  18カ月の猶予期間を置くことを条件として禁止措置を支持する」
と発表したのです。
このフランスの支持により、欧州連合(EU)が取引禁止方針で
一致するとの見方が強まったのでした。

そしてその3日後の2月6日、昨年10月のモナコの提案について、
同条約事務局が6日までに、この提案を支持し「採択するよう勧告する」
との見解を、日本を含む各国政府に示しました。

モナコの提案に対して日本政府は、
「クロマグロは取引禁止の基準を満たしておらず、絶滅の危機にひんしてはいない」
との反対姿勢を示してきましたが、その見解が事務局によって否定された形となったのです。

刺身や寿司により世界のクロマグロの8割を消費する日本。
大きな影響が及ぶのは必至のこの情勢、
3月の締約国会議では一体どうなるのでしょうか。
2月も半ばを過ぎ、大西洋クロマグロ取引禁止の動向が気になる鮪業界です。


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