カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

サウジ「危うし」

2018年10月17日 11時14分38秒 | 海外

サウジアラビアの国王制度に問題があるような気がします。

国王にヨイショするか、皇太子にヨイショするか、その二面性に問題があったのでしょう。

一元化すると北朝鮮のようになってしまうし、多くの人数による合議制にすると中国共産党のようになってしまうのでした。

いずれも、選挙によって選ばれていない首脳が統治するしくみに欠陥があったと言えます。

サウジアラビアでは

国王も、また実質的に実権を握っているとみられる皇太子も、「事件を知らなかった」としています。独裁国家では、プーチン(ロシア)、金正恩(北朝鮮)、サウジでも、誰が指示したのかが、いつも謎です。常に首脳が「関与を否定」するのですが、いずれも信頼性「なし」でして、そもそもそう言わざるを得ない「国家の仕組みに問題がある」のでした。

まさに、サウジ「危うし」という状況です。

そういうサウジアラビアに限りなく接近し続けてきたアメリカをみていると、北朝鮮に限りなく接近し続けてきた韓国を思い出さずにはいられません。

いずれも二枚舌ですが

  • アメリカの場合、ずっと長くイラン問題があったという「根拠」らしきものがあります。
  • 韓国の場合、親が脱北者であったという「根拠」らしきものがあります。

文在寅の場合、親が脱北者だったこともあり、形式はどうであれ統一が夢であり、統一後にシリア・アフガニスタンのような内戦状態になろうとも「私には関係がない」ようです。もしも統一後のことを少しでも考えられる能力があるならば、無批判に北朝鮮へ接近することなど、できるはずがありませんね。

無理に共通性を見出そうとすると、こうなりました。  


サウジ、失踪記者の死亡認める報告書を準備=CNN:ロイター 2018.10.16

失踪したとされるサウジ記者ですが、在トルコのサウジアラビア総領事館へ入ったあと、出たようすがないことから、館内で殺害され既にサウジアラビアへ移送されたのではないか、とされる疑惑です。15人のサウジアラビア人が失踪当日にトルコへ入国し、その日のうちに出国していることなどが、この疑惑を強めています。

サウジ政府が、やむを得ず「館内で死亡した」「不慮の事故で死んだ」程度のことを認めるかどうかに絞られたようですが、認めた場合、その遺体をどうしたのかが問われることでしょう。

自国民ならば海外にいても自国政府が好き勝手に命を狙えるという考えは、ロシア・北朝鮮という独裁国家にあり、イギリスやマレーシアでの事件を思い出す人も多いはずです。

外交特権が殺害・密輸の手段に使われているのではないかという疑惑は、昔からありました。

マレーシアで北朝鮮が金正男を殺害しましたが、同じ殺害事件のようですが、まだサウジのほうがマシなんでしょうか。 


サウジアラビア空軍機が訓練中に墜落 乗組員が死亡:TV朝日 2018/10/16 

サウジの空軍機が訓練中に墜落したようです。  


サウジ総領事館で殺害された「確かな証拠」:日テレNEWS24 2018/10/16 

トルコ高官の話として、トルコが確かな証拠をもっていると言ったそうですが、どの程度信憑性があるのか分かりません。 


サウジ国王、記者失踪の「徹底」捜査確約 米国務長官と会談:afp 2018年10月17日 5:54 


米トランプの指示で

急きょサウジへ飛んだポンペオ米国務長官と国王との会談です。

何が「徹底捜査」なのか分かりませんが、形式を極度に重んじるイスラム教国らしさがあらわれています。

サウジでは、皇太子が決まって以来、様々な改革が行なわれており、それ自体は歓迎すべき事ですが、

    • 従来の形式を守ろうとし改革に反対する人たち(右派)
    • 強引すぎる改革手法に異論反論を唱える人たち(左派)

を弾圧するところが大きな問題です。 


サウジアラビアと韓国の共通点

従来の方針から新しい方針に移ったとき、従来の方針を守ろうとする人を弾圧することですが

サウジアラビアと韓国の大きな相違点

サウジアラビアでは

言葉の意味も違い批判は多いものの、改革を進めようとするサウジアラビアが、「旧来のシステムに取り憑かれた人たち」や「改革の手法に反対する人たち」を無慈悲に弾圧し続けてきたのに対して

韓国では

国交のない北朝鮮へ、明らかに間違った手法で無批判に接近し続ける「共産主義者」大統領が、「北朝鮮接近に反対する人たち」を徹底的に弾圧しています。脱北者への弾圧や脱北記者の排除など、文在寅に反対する人たちを徹底的に「差別」しているようです。

韓国には、右派・左派を問わず「差別・弾圧」がつきもののようです。

なのに文在寅は訪米時(2018/09/25)の米メディア質問に対し「韓国の歴史上、現在のように言論の自由が謳歌される時期はなかったと考える」とこたえております。:こちら

大統領府の近くで文在寅に反対する声があるという例をあげてこれを補足するのですが、脱北者を弾圧しておきながら、そして火病(かびょう:憤怒調節障害)という韓族特有の病を発症させながら、しかも異論を社会的に抹殺しながら(朴槿恵の時代からようやく2年が経とうというのに北朝鮮に対して正反対の論調になっています)、平気でこんなことを言うとは情けなく、そんな程度だからこそ北朝鮮へ限りなく接近できる国なのかな、と納得したような印象です

またこの応対ぶりからも分りますが、何かを批判されたら、それとは関係のない持論で反論する、という韓族の姿勢もよく分りました。

文在寅が無批判に北朝鮮へ接近しているのは昔から衆知の事実ですが、文在寅を「共産主義者」と呼ぶことには、「根拠がなく名誉を毀損した」という韓国裁判所の判断があります。

政権が代われば、正反対の社会風潮になるのが「韓国の一色を欲する体質」なんでしょう。右翼政権ならば、北朝鮮批判など当たり前でしたが、左翼政権になると、たった1年4ヶ月で北朝鮮や共産主義者への批判が名誉毀損にはやがわりする社会ですね。民主社会とはほど遠い、発展途上の、アヤシイ韓国でした。

法ではなく時の政権が喜びそうな判決を下す司法制度に大きな問題があり、非法治国家の面目躍如たるところです。:こちら(afp 2018年10月16日 21:12) 

さてさて、皆様はどう思われますか。 


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