意味がわからないまま歌っていた童謡。よく考えると、恐ろしい解釈もあるようです。歌詞に「地域差」があることは承知の上です。
りんごのひとりごと
わたしはまっかな りんごです
お国は寒い 北の国
りんご畑の 晴れた日に
箱につめられ 汽車ポッポ
町の市場へ つきました
りんご りんご りんご
りんごかわいい ひとりごと
くだもの店の おじさんに
お顔をきれいに みがかれて
皆んなならんだ お店先
青いお空を 見るたびに
りんご畑を 思い出す
りんご りんご りんご
りんごかわいい ひとりごと
今頃どうして いるかしら
りんご畑の お爺さん
箱にりんごを つめながら
歌をうたって いるかしら
煙草ふかして いるかしら
りんご りんご りんご
りんごかわいい ひとりごと
否定的な解釈
青森県の名物であるりんごを、上京した娘と対比しているようにもみえ、なんとなくもの悲しい光景です。
元気よく店頭に並ぶと言うよりも、産地の故郷を思い出すほうに重点をおいているからです。都会に売られてきて、身の上を案じていたのは、リンゴだったのかそれとも娘だったのか・・・・・・。
「りんごりんごりんご りんごかわいいひとりごと」で郷愁の心を優先していて、全体的に故郷の想い出に終始しているように思いました。
肯定的な解釈
土地の名産品と、消費地である都会を表現しています。
情緒あふれるその歌詞「りんご」「かわいい」の連呼から、多くの子どもたちが口ずさむことができる日本の代表的な童謡です。
さてさて、皆様はどう思われますか。
訂正:最後のほうで「かわしい」を「かわいい」へ訂正しました。