「見てすぐわかる」るようにするため、「勝」「負」という文字を使わずに
- 勝ちのことを○
- 負けのことを●
と表現することがあります。白が勝ちで黒が負け、という前提でしょうか。
2015年から広島へ復帰した黒田は、日米通算勝星182勝(2014年現在)を挙げていますが、白井権八(しらいごんぱち:平井権八 1655-1679)は刑死し負けてしまいました。必ずしも「白」が勝ちで「黒」が負けとは限りませんね(笑)。
このほかには
- 「白旗をあげる」で負けを意味したり
- 勝敗に関係なく「源平」の戦いで、源氏が「白旗」、平氏が「赤旗」・・・・余談ですが、せっかく勝った源氏がその暴力性ゆえに実に短期間で内部崩壊しましたね。
- 年末の紅白歌合戦では、男性が「白」組、女性が「紅」組、この2チームで「優勝」を争う落語のような面白さ。普通「優勝」というとたくさんで競い合って最終勝者が得られる称号(金メダル)ですが、たった2チームで勝った方を優勝とは・・・・世も末ですね(笑)。
- 労働組合や共産党系〔(旧)ソ連や中国〕が好んで使う旗の色は「赤」・・・・余談ですが、赤旗から連想するのは「談合癒着・腐敗汚職」の「平氏」「ソ連」「中国」。
などがあります。
通常は、ノートや本などでは背景が白のところへ白以外(多くは黒など)で文字を書きますが、場合によって、背景が黒のところへ黒以外で文字などを書くことがあります。
私は、後者の場合にやや違和感をもちます、皆様はいかがでしょうか。
こういうことです。
日本相撲協会の具体例でみると・・・・
上図では
- 上の「個人別」では、黒の背景になっています
- 下の「日毎」では、白の背景になっています〔このままだどと白星を表現しにくいので、部分的に赤茶色の背景にして、白丸で勝星を表わしています〕
勝星を表わすために
- 「白」背景の場合、枠だけが黒で中は白の「○」文字を使い
- 「黒」背景の場合、中が黒の「●」文字を、文字色を「白」つまり「●」にして「白星」表現をしています。
負星を表わすために
- 「白」背景の場合、中が黒の「●」文字を使い
- 「黒」背景の場合、枠だけが白で中が黒の「○」文字を、文字色を「白」つまり「○」にして黒星表現をしています。
どちらも
見た目で「勝ちを白丸」「負けを黒丸」にしているのですが、実は背景が異なるために、文字の色を背景の色と逆にしていたのでした。
念のため
スポーツ紙〔2つだけ抜粋〕で、大相撲の星取りをどう表現しているか、その実例を御覧下さい。