Gメモリーズブログ

有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

ゴジラの造型はやっぱり楽しい

2013年10月24日 | 代表羽沢のG雑感
幸せな時間

 久しぶりに粘土をこねこね……。
 早朝から作業を始めて、ほんのちょっと休憩しようと思って時計を見ると、いつのまにか数時間が経っている。
 造型作業は時間が経つのが早い。
 余計な事を考えずに夢中になっているせいなのだろう。楽しくてしょうがない。
 1つの事だけに集中して夢中でいる楽しみ、少しずつ形になっていく楽しみもあるし、今まで気がつかなかった形状の発見を作ってみて初めて知る楽しみもある。

 ゴジラはやっぱり奥が深い。

 以前ある人が「ゴジラなんて簡単だから1~2週間でできちゃうよ」と言っていた。私には無理だ。今までも早くて2ヶ月かかった。
 きっと他の人より造型は遅いのだろう。でも構わない。
 自分が望むゴジラだから、自分のペースでやるだけ。
 他の仕事で中断せざるを得ない状況になるまで楽しもう。

 ゴジラの造型はやっぱり楽しい。

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オフィシャルリリースはいつ?

2013年10月08日 | 代表羽沢のG雑感
新作ゴジラのオフィシャル情報はいつ!?

 ここ数日、ゴジラ映画の生誕日でもある11月3日に予告編が公開されるという噂が広まった矢先、予告編がネット上で流出し、削除とアップの繰り返しがいろんなサイトで行われています。すでに多くのファンが目にしたと思われる流出画像ですが、これも話題作りという噂まで出て、どこまでがオフィシャルなのかよくわかりません。

 わずかの時間のこの映像で見られるゴジラはかなりの大きさである事がわかりますし、壊された街や敵怪獣(?)もCGと思えない程のクオリティの高さが感じられます。これだけではもちろん多くは判断できませんが、もっといろいろと見たくなりますし、知りたくなる印象です。
 気になるのは「怪獣による災害・パニック映画」ではなく、「怪獣映画」にしてほしいという事です。そこがちょっと不安な所。

 アメリカサイドから出るのか、日本の東宝から出るのかすら未だに明らかにされていないオフィシャルリリース。
 噂先行ばかりというのもゴジラだからこそなのでしょう。もしかしたら本当に11月3日に何かあるかもしれませんね。


▲文章と上の画像は関係ありません。

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商品リストを制作して

2013年10月07日 | 代表羽沢のG雑感
Gメモリーズセレクション
全発売商品リストを制作して




 現在Gメモリーズセレクションをお求めいただいている皆様に「Gメモリーズセレクション 全発売商品リスト」をプレゼントさせていただいております。

 7周年の年なので、年頭から何か形に残るものを日頃お求めいただいている皆様に感謝を込めてプレゼントできないものかと考えておりました。小規模展開のソフビシリーズですからそれほど予算も時間もかけられません。その中で、Gメモリーズのシリーズをコレクションされている方が喜んでいただけるものは何か、弊社しかできないものは何か…いろいろ考えて作ったものです。

 続けてこられたのは、何を置いても一番に商品を購入して下さっている方々のおかげです。こんな事を言うとこれから初めて買ってみようと言う方には申し訳ないんですが、そういう方よりも日頃続けてお求めいただいている方を第一に対象にして企画しました(もちろん初めてお求めいただく皆様にも、過去の商品を知っていただければ嬉しいです)。
 これまでも小さい規模ながらもいろんなケースのプレゼントを企画してきましたが(詳細はこちらを)、今回はリスエストをいただいたお客様の声も参考にさせて皆さんが欲しいだろうものとして商品リストの小冊子にしたのです。

 先日のスーフェスでは購入者の方のみにプレゼントさせていただきました。それ以外の方でも欲しいとおっしゃっていただけた方も多くいらっしゃいましたが、たくさん用意できなかったため差し上げられませんでした(ごめんなさい)。
 予算と時間があればちゃんとした印刷にして部数をたくさん用意できたのですが、現状ではそこまではできません。無理矢理(笑)の8ページにたくさんの写真を詰め込んで、デザインから製本まで6時間で一気にプリント出力で作ったものです(スーフェスに合わせて無茶してまで作ったのは年内最後の出店イベントだったからです)。

 おかげさまでたくさんの方々から「良かった」「役に立った」の声をいただき、弊社としても作って良かったと思っております。実は弊社もこれがあって役に立ってます(笑)。これから手にされるだろう皆様にもお役に立てれば幸いです。

 10周年ぐらいになったら、今度はちゃんとした印刷で部数を用意し、内容も各商品のこだわりから制作裏話、イメージ画像など満載の「本」として作ってみたい気持ちになりました。
 そのためには予算確保のためにもっとお求めいただける商品を作らないといけませんね(皆さん買ってね……笑)。
 今後ともGメモリーズセレクションの「カッコかわいい」ゴジラたちをぜひかわいがってあげて下さい。よろしくお願いします。

「Gメモリーズセレクション 全発売商品リスト」を商品購入者の方(個数・種類問わず)にただいまプレゼント中!! 10月31日まで!!

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ワイルドファミリー第12話

2013年09月22日 | 代表羽沢のG雑感
ワイルド・ファミリー第12話配信スタート

 今月もまた個人的な身内の告知です。
 無料でご覧いただけるのマンガ「ワイルド・ファミリー」(作/もりたゆうこ)の第12話の配信がスタートしました。
 第11話と合わせてご覧下さい。

ワイルド・ファミリー
http://www.usio.co.jp/html/wild_family/index.html

もりたゆうこ先生のツイッターはこちら
https://twitter.com/yuko_morita

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ワイルドファミリー第11話

2013年09月01日 | 代表羽沢のG雑感
ワイルド・ファミリー第11話配信スタート

 毎度の個人的な身内の告知です。
 無料でご覧いただけるのマンガ「ワイルド・ファミリー」(作/もりたゆうこ)の第11話の配信がスタートしました。
 第10話と合わせてご覧下さい。

ワイルド・ファミリー
http://www.usio.co.jp/html/wild_family/index.html

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バシフィック・リムに続け!

2013年08月21日 | 代表羽沢のG雑感
来年の夏はゴジラだ!!

 今年の夏から秋にかけては、気になる映画が多くて財布と相談しながらいかに時間を作るか…の昨今の私。
 怪獣ファンの多くは『パシフィック・リム』でしょう。ネタバレしないために詳しくは書きませんが、「燃える男の子の映画」としては充分に楽しめるものでした。3Dで大きなスクリーンで観る怪獣は気持ちがいいものです。
 同じレジェンダリーで来年夏は『ゴジラ』ですから今から楽しみです。ゴジラのデザインもネットなどでは知られていますので、これが動く映像を早く見たいものです。
 そしてそのゴジラをGメモリーズで作るかどうかはまだ決めていません。動いている所を見てから決めたいのが正直な所です。ゴジラはやはり戦ってナンボ、暴れてナンボだと思うのです。
 いずれにしても『パシフィック・リム』のCGレベルはかなり高かったので、『ゴジラ』も期待していいのではないでしょうか。着ぐるみはないという噂ですので(一部だけあるという事を書いている方もいるようです)、その点は心配な所ではありますが、『パシフィック・リム』での怪獣の動きを見ると、一映画として(標準以上であれば)充分楽しめるだろうと想像し、今からわくわくしている私です。
 来年の今頃は、『ゴジラ』を観てこのブログでも熱くなっている自分にも期待してます。

 さて、この秋、スタトレ、ハーロック、ガッチャマン、スーパーマン…全部見に行けるかな!?

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ガチャピンはゴジラと同族?

2013年08月20日 | 代表羽沢のG雑感


ガチャピンのご先祖恐竜はゴジラ系!?

 先日、東京お台場合衆国でポンキッキーズのショーを観たのですが、そこに登場したのがガチャピンのご先祖の恐竜(ガッピーというらしい)。これって背中の形状などからして、ゴジラをおもいっきりゆるーくしたゆるキャラにしたらこんな感じになるんじゃないかと思ってしまいました。

 ちなみにガチャピンの先祖は福井県立恐竜博物館によると、背中に5枚ある五角形の骨板などから、有名なステゴサウルスが属する剣竜類の一種で、「ドラビドサウルス」と呼ばれる種類の流れをくんでいると考察。どうやらこのドラビドサウルスがガッピーくんのモデルらしい。
 ゴジラはVSシリーズではゴジラザウルスが元とされていますが、個人的に背びれが小さいのが納得できなかったので、むしろゴジラもドラビドサウルス系じゃないかとすら思ってしまいます。

 来年は新作ゴジラがいよいよ公開されますが、現在公開中の『パシフィツク・リム』でゆるキャラとして「ないふへっどくん」が登場しているように、ゴジラもゆるキャラを作ってキャンペーンしてほしいものです。その時はきっとガッピーくんみたいなルックスになるかもしれませんね。

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ごめんなさい!!

2013年06月27日 | 代表羽沢のG雑感
お待たせ致しました!!

 公私でいろいろありすきで、しばらくここを更新できずにいました。ごめんなさい。
 羽沢組、元気に生きております(笑)。

 近日発売の「75ゴジラ ブラックバージョン2」について、限定数という事もあって気になった何人かの方から問い合わせをいただいております。商品は間違いなく発売致します。ご心配おかけして申し訳ありません。
 予定通りこちらの商品は7月1日より通販受付開始致します。ご希望の方は7月1日昼12時以降に弊社までお電話下さい。

 明日からここでの新しい記事も更新できるように致しますので!!
 これからもよろしくお願いします。

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日比谷ゴジラ2013

2013年06月13日 | 代表羽沢のG雑感
現在の日比谷のゴジラ像



 東京・日比谷にある東宝本社にたまに行くのですが、相変わらず行くたびに本社ビル前にあるゴジラ像のチェックは欠かせない私。見てペタペタ触るだけですが(笑)。
 最近写真撮ってないなぁ…と気がつき、先週東宝本社に行ったついでに1年ぶりに撮ってみました。背景の大きなビルが東宝本社です。
 このゴジラ像、ちょくちょく見ていると気がつかないのですが、1年前の写真と比べてみるとまた微妙に色合いが変わってきましたね。考えてみればこのゴジラも今年で19年ですもの、建立当時と比べれば違って当然ですね。変色は仕方のない事ですが、その分少しずつ渋みが増してきます。
 お時間がありまたら以前紹介した記事をご覧頂いて写真を比べてみて下さい。
 また1年ぐらいしたら写真を撮って掲載したいと思います。

●2007年5月12日の記事
●2011年6月4日の記事
●2012年6月9日の記事

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メカニコングの話

2013年05月28日 | 代表羽沢のG雑感
メカニコング商品は今のうち!?

 今年の3月29日この雑感で、これまで許諾不可だった「メカニコング」の商品化許諾が降りるようになったと書きましたが、現在はまた許諾不可になっています。
 弊社のソフビは、ゴジラ映画キャラクター中心のGメモリーズセレクションではありますが、メカニコングは好きなキャラクターでもあるので、いつかは作ってみたいと思わせる造型でした。だから許諾されるようになったと聞いて、当初の許諾が無理な事情も知っていましたので、驚きとともに喜んでいましたし、各メーカーの動向も気になっていました。
 そして、また不可になったと聞いて残念。
 弊社は今回申請した訳ではないのですが、いつかのためと喜んではいたのです。

 冬のワンフェスの当日版権を除けば、一般版権の許諾が降りたのは2月から4月までの2ヶ月ちょっと。その間に申請して許諾された限られたメーカーさんの商品だけが、現在も売られている訳です。
 なぜこうなったのかは、公に私が言える立場ではないので、その辺は「東宝さんの事情」という事で察して下さい。
 遅れて申請して不可になった他メーカーさんのお怒りの声も知っておりますが、許諾されて商品化されたメーカーさんにとってはラッキーとしか言いようがありませんし、ファンにとっては短期間とはいえ、嬉しかった事と思います。
 今後の各メーカーからのメカニコングの新商品の発売は難しいとは思いますが、今現在発売されているものはこれがリミットとなるでしょう。そういう意味では貴重かもしれません。

 ちなみに個人的なおススメは2つ。
 一つは株式会社キャストさんのオーナメント。小さいながらもリアルで雰囲気抜群。基地までついているので『キングコングの逆襲』ファンにはたまらないでしょう。
 http://cast-web.net/shop/img/th/mechani_kong.htm
 もう一つはドリーム・プラネット・ジャパンさんのリアルなレジン製のフィギュア。お値段がちょっと高いのですが、その分、川北監督監修ですし、かなり本物に近いぐらいのリアルな出来です。(ちなみに告知画像を作ったのは弊社です…^v^;)
 http://www.dreamplanet-j.co.jp/

 各東宝コングをいつか作りたい弊社としては、このメカニコングの許諾再不可はまた遠くなった気持ちで残念なだけですが、あきらめずに気長に待ちたいと思います。もちろんアンフェアな事はしませんから(笑)。

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おかげさまで20年!!

2013年05月02日 | 代表羽沢のG雑感

グラフィックデザインからソフビまで…
おかげさまで20年になりました!!


 5月1日でクリエイティブデザイン羽沢組は創業20年を迎えました。ここまで続けてこられたのもひとえにたくさんの皆様のご愛顧のおかげです。ありがとうございました。

 5月1日で弊社はグラフィックデザインを生業としてスタートして20年を迎えました。
 20年前、主に書籍・雑誌を中心として出版に関わるデザインの業務を開始致しました。ページのレイアウト、デザインが主で、今も弊社の中心的業務で仕事をさせていただいております。
 雑誌の種類も多種で、ゲームからアニメ、特撮、プロレスなどのスポーツ、成人雑誌まで、これまで関わらせていただいたものは多くあります。さらには定期刊行の雑誌からムックや攻略本、解説書などもいろいろさせていただきました。実際のレイアウトをするのではなく、本のデザインフォーマット作りのアートディレクションのケースもあります。
 他にも書籍以外ではゲーム等のパッケージや取説、メーカーのパンフレット、チラシ、ポスター、名刺、テレホンカード、ディスプレイ込みのPOP、フィギュア商品ヘッダーなど…全てサンプルを頂いている訳ではないので、どれぐらいやったのかは今でも全て把握しきれません。珍しいものではキャップやソフトボールチームのユニフォームのデザインもありました。
 固定した形ではなく、多様に使う各種ロゴデザイン(作品や本のタイトル、プランドマークなど)も。

 デザイン・レイアウト以外で多かったのはイラストの仕事です。リアルな細密からディフォルメのギャグ風のキャラクターやメカ、小道具等のイラストもたくさんお仕事を頂きました。似顔絵、連載コラムの挿絵も多かったイラストの一つです。ゲーム関連ではマップや見取り図、時にはキャラクターデザインもしました。Tシャツイラスト、企業パンフの解説用のイラスト等もありました。
 数は少ないのですが、マンガも雑誌や書籍、コミックに書いています。
 同じ出版のつながりで、ジャンルによっては編集、執筆もしています。こちらから企画を出す事もあります。

 こうして列記するだけでも20年は長いものだと思うばかりです。
 いわゆる「印刷」「出版」に関係するものはいろいろさせていただきました。スケジュールがバッティングしない限りは、基本的に何でも承ってきました(「したくない」で毎回断ったのは過激な成人雑誌のマンガぐらいです)。
 景気のいい時もあれば、逆の時もあります。ものによって収入の差はありますし、時給を考えればかなり厳しいものも珍しくはありません。多くの業界とお付き合いすると、同じ程度のお仕事でも業界のセオリーによって金額が倍違う事もよくある事です。
 それでもデザインする事が楽しいし、それを生業とする喜びは今も20年前と変わりません。

 そのな中、デザイン業務とは別にフィギュアの業務も8年前に開始し、現在のGメモリーズセレクションシリーズを続けているのは、このブログをご覧頂いている皆様のご承知の通りです。
 全く違うジャンルではありますが、2次元か3次元の違いはあれども、私的にはどちらも「デザイン」と考えております。本や印刷物全般のデザインも、イラストやマンガの絵的なものも、フィギュアの立体物も……「形のないものを形にする」。クライアントの望むもの、もしくは自らが納得するもの…完成形を想像し、オリジナリティーを駆使して具現化していく訳ですから、全ては「デザイン」である訳です。

 今後も「デザイン」をする会社としてのスタンスは変わらないと思いますし、変えたくはありません。
 だって楽しいんですもの。
 この20年間、今はお付き合いのない方も多いのですが、そう言った方々も含めて多くの皆様のお世話になりました。出版社、企業・メーカー、印刷会社、編集プロダクション、映像制作プロダクション、イベント企画団体、個人で活動されているフリーの皆様、弊社商品をお求めいただいているお客様、ありがとうございました。
 これからも皆様のご期待に添えるよう「デザイン」を続けて参ります。
 末永くご愛顧の程、よろしくお願い申し上げます。

有限会社クリエイティブデザイン羽沢組
代表取締役 羽澤正人

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ワイルドファミリー第8話

2013年04月21日 | 代表羽沢のG雑感
ワイルド・ファミリー第8話配信スタート

 今月もいつもの個人的な身内の告知です。
 無料でご覧いただけるのマンガ「ワイルド・ファミリー」(作/もりたゆうこ)の第8話の配信がスタートしました。
 第7話と合わせてご覧下さい。

ワイルド・ファミリー
http://www.usio.co.jp/html/wild_family/index.html

 ドラマ化、映画化されるといいなぁ……。

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アーケードゲームのゴジラ

2013年04月06日 | 代表羽沢のG雑感


アーケードゲームのかわいいゴジラ

 Gメモリーズセレクションの金型をお願いしている所で見つけたのが、このかわいいゴジラ。
 アーケードゲームで使用されているパーツです。

 一時期、子供を対象にしたゴジラのアーケードゲームがゲームセンターや観光地、ホテル等の敷地内などにいくつかありました。数は少なくなったと思われますが、探せば全国各地でまだ現存しているようです。
 そのうちのひとつ、口の中にピンポン玉を入れて景品をゲットできる「うて!うて!ゴジラ」というタイトルのものに使用されたと思われるのがこの写真のもの。ですから口の開閉が可能です。確かゲームでは吠えながら左右に体も動いていましたね。
 このパーツ部分だけで約25cmほどで、中に機械が入るようになっています。ポリエステル製だそうです。意外と重かったです。
 元の原型は発泡スチロールで作られたものを渡されて、金型屋さんでワックスにしてから造型・修正されて金型になったそうです。粘土類は一切使わなかったそうです。

 他にも違うゲーム用にサイズの違うゴジラをいくつかこの金型屋さんで作られたのだそうです。
 写真のものはけっこう年季が入ったものでしたが、珍しいので写真を撮らせてもらいました。

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ゴジラの原型を作ってみると…その2

2013年04月05日 | 代表羽沢のG雑感
原型制作を経験してはじめて気がつく事


 昨日の続きです。
 実際にこれまでゴジラや敵怪獣を作ってきましたが、自分が作るようになってから他の方の商品を見て気がつく事もあります。
「あーこれを作った人はいろいろと調べて作っているんだなー」「へぇーここはこうした方が良いのか…」という勉強になるものから、「あらっこれは違うぞ、別のゴジラの部分になってる」「いくらなんでもごまかしすぎ」「これ作った人写真だけしか見てないんだな」などまで。
 幸か不幸か、一般フィギュアコレクターだった頃には気がつかなかった事でも、今ではリアルなガレージキット、ディフォルメのレトロタイプソフビ問わずいくつかそういう事に気がついてしまいます。
 昔購入した他社商品でも、買った当時は「良くできてるなぁ」と思ったものでも、近年見返して「あら…良く見るとこれは…」なんて事もよくあります。
 きっと細部や造型の仕方がわかったからこそ気がついた部分なのでしょう。

 あと私の場合はデザイン業務もしていますが、実はこれも時として影響があるのです。
 一例を上げますと、現在電撃ホビーマガジンで連載中の「平成ゴジラ通信」のデザインを担当しています。酒井ゆうじさん原型のゴジラ商品のサンプルを紹介する際、写真を切り抜く訳です。その時にPhotoshopでかなり拡大してクリッピング(ツールで切り抜く作業)するので、細部がよくわかります。粘土の盛りつけ具合や細部の造型がよくわかって大変参考になったりするのです。
 私が言うのも僭越ですが、さすがにいろいろわかってらっしゃるんだなぁと勉強にもなるのです。

 そしてわずかばかりの私の造型経験でも、積めば積む程自分なりに今でも新たな発見があるのです。これからもきっと新たにいっぱいあるでしょう。
 だから楽しくてやめられないのかもしれません。
 これからももっともっと作っていきたいと、塗装作業でてんてこ舞いになる前の今だから(笑)のんびりそんな感傷に浸っていられる私でした。

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ゴジラの原型を作ってみると…その1

2013年04月04日 | 代表羽沢のG雑感
原型制作は発見がいっぱい!!

 昨日新商品の「75ゴジラ」を発表させていただきましたが、原型製作が終わって思うのはいつもながら「もっとゴジラを作りたい!!」という衝動にかられる事です。特に今のような時期、一つ完成してワックス原型も終了して間もない時は特にそう思います。
 不思議と「キングギドラ」や「メカゴジラ」の時は、正直「しばらくいいや」と思ったりするのですが(笑)、ゴジラの時は別。
 なぜなのか理由はよくわかりません。

 Gメモリーズセレクションはディフォルメではありますが、私なりに本物のスーツの事を毎回調べたりして一応の“勉強”はします。そこでそのゴジラの造型について初めて気がつく事や新たな発見も多々あるのですが、実際に制作作業の中で作りながら初めて気がつく事も多いのです。
 例えば眼球の位置がどうしてここなのか。作っていくとギミックが入る前提を考えると物理的にどうしてもこう入れざるを得ない、この角度にしかならない…とか。頬の肉の盛り上がりは内側からこうして入れたんだな…とか。人が入るから首の角度はどうしてもこうなってしまう…とか。肉の盛り上がりひとつ、しわひとつ、細部から全体の姿勢までどんどん細かな発見があります。
 映像ではもちろんゴジラは動いているし、写真ではある一瞬を切り取ったものですから、これらでは気がつかない所です。

 Gメモリーズをはじめて7年ですから、立体造型を作ってみなければ知らなかった事がこれまでにたくさん増えました。だからつい雑誌やムック等で語られている造型についての文章に「あらら、これ間違ってるよ」「あーこの人よく知らないで書いてるなー」なんて見つけてしまいます。
 得手不得手がありますから「実際に立体物として作ってみればわかるのに」とまでは言いませんが、できる人にはぜひ挑戦してほしいものです。
 ゴジラに限らず、ソフビ、ガレージキット、他のフィギュア各種の造型の経験がある方は、私のように思う方がいらっしゃるのではないかと思います。
 そういう作ってみて見つける発見ってある意味財産かもしれません。

 続きはまた明日。

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