
Part.1 シチュエーション
今日から、昨年7月から発売を開始した「ファイナルゴジラ 南極戦バージョン」(発売中)の制作裏話を書きます。商品の詳細は2010年6月23日の記事、2010年7月16~21日掲載の「こだわり」をご覧下さい。

■名場面として残したい南極のシーン
この「南極戦バージョン」は、「ファイナルゴジラ」3つめのバリエーションとして発売したもので、その名の通り劇中の南極を舞台にしたゴジラをイメージしたものとして企画したものです。
「こだわり」でも書きましたように、この南極での2つの戦いのシーン(対旧轟天号戦、対ガイガン戦)は印象が強く、物語においてもキーポイントとなるものでした。
後から思えば、全ゴジラ映画の中でも氷や雪を舞台にした時のゴジラというのは数える程しかありません。『ゴジラの逆襲』でのクライマックスシーンや『キングコング対ゴジラ』のゴジラ出現シーン等が有名ですが、こういった場所での本格的バトルというのは『ファイナルウォーズ』だけということになります。ゴジラ最終作でありながらも新鮮味という部分では充分役割を果たしているシーンと言えます。
ですからゴジラの歴史においては、名場面として残すべきものと考えます。
そんなシチュエーションのゴジラとして企画したものでしたので、配色に関してはいろいろな案で検討し、「カッコかわいく」はいつものように大前提ですが、その中で「とにかくこれを見た人がゴジラの南極でのシチュエーションを思い浮かべられるように!」を心がけました。
そのため、色の組み合わせという点ではいつも以上に挑戦した商品となりました。