3.成型色と細部の配色
今日は「75ゴジラ ダークグリーン」で使用した成型色と細部の塗装箇所のこだわった所について。
■細かい所のいくつかの色のチョイスのこだわり
成型色はオーソドックスなモスグリーンです。これは今年発売した「モスゴジ グリーンバージョン」に使用したものと同じです。とても気に入った色でしたので、塗装パターンを変える事で表現できると判断してこの色にしました。
ボディにはモスグリーンにブラックの入った色を作り、濃淡が出るようにブラシワークで部分的に塗装しています。強弱をつけてスプレーする事で、ゴジラの立体感を表現するとともに、配色のテーマに添うようにきれいな表面にならない事を心がけました。
劇中スーツでの手足のツメとキバはおそらく白か白に近いクリーム色だったのではないかと推測しているのですが、劇中の激闘が物語るように手足のツメはほとんどその色で見えるシーンはありません。薄汚れた茶色に見える事の方が多くあります。ですのでそちらを意識してライトブラウンにしています。
逆にキバはアップのシーンでは予想していた色に見えるのでその色にしました、
背びれはシルバーで塗装されていたとされていますが、撮影時のライティングのせいなのか、質感のせいなのかはわかりませんがシルバーの発色はかなり抑えられて見えますので、白とシルバーの中間で塗装しました。
尻尾の裏ももちろん劇中シーンでの汚れた感じを出すべく、ツヤ消してのダークブラウンをスプレーしています。
各部の細かい色のチョイスのこだわりも感じていただければ嬉しく思います。