平成ガメラ パーフェクション
発売記念イベント終了!!
3月8~10日まで東京・コトブキヤ秋葉原館で開催された「平成ガメラ パーフェクション」発売記念イベント。8日は平成ガメラシリーズの特殊美術・三池敏夫さん、怪獣造形の原口智生さんをゲストに迎えて、トークライブとサイン会を開催。会場では3日間、貴重な資料や実際に撮影で使われたプロップ等を展示し、たくさんの方々にお越しいただきました。
8日に行われた三池さんと原口さんのトークライブでは、平成ガメラ映画の制作時のエピソード、それぞれの担当のお仕事をされる上での思いや苦労話、樋口監督のエピソード等、時には笑ってしまうような話もあって大いに盛り上がりました。お二方共お話が上手なので、もっと聞いていたかったというぐらい、あっという間の時間でした。
サイン会でもファンの皆さんがとても幸せそうな顔をされていたのが印象的でした。
今回、三池さんと原口さんにお願いしようと言い出したのは私なのですが、映像という世界の中で「もの(形)作り」とういう点でどんなスタンスでおられたのか、どういう思いでガメラの世界を作っておられたのか、個人的にも大変興味がありました。いろいろと当時のお話を中心に聞く事ができて、嬉しく思いました。と、同時にもっと時間があればさらに聞いてみたい事も……というぐらいです。ガメラファンならずとも特撮好きの方にはもっとお二人の特撮界における功績を知ってほしいし、お話を聞く機会があれば良いのにと思うばかりです。
展示では、日頃見る事のできないものを多数展示。特博にはないものばかりです。
資料では三池さんのセットプラン資料、原口さんの造形資料、樋口監督のイメージイラストと画コンテ、シナリオ、各種販売グッズ、写真バネルなどを多数展示。特に樋口監督の直筆のイラスト、画コンテは鉛筆の生きた線で力強く描かれているものを見ていただきたく、多数展示しました。たくさんの方々が食い入るように見ておられました。
いずれの資料も実はまだまだたくさんあったのですが、スペースの都合で厳選しての展示でした。特に樋口監督からは、G1~G3まで画コンテからイラストまで、丸ごとパーフェクションのために多数お借りしていたので、選ぶのに迷ってしまうほど大変でした。力の入った描かれた方をしていたものやカッコいいレイアウトのものなど、生で見てほしいものが本当はもっとあったのです。個人的にも、チョイスの作業は貴重な経験となりました。
同じく展示では映画で使われたたくさんのプロップも皆さんに見ていただきました。実寸のソルジャーレギオンをはじめ、3尺サイズのG2飛行ガメラ、1/3ソルジャー、G3死体ギャオス頭部実寸レプリカ(原口さんが展示用に作られた限りなく本物に近い仕上がりのもの)、1mトト、ギニョールジーダス、G3墓場用ガメラの甲羅、G2自衛隊ジープ、G3神社の額、G3綾奈人形、G2検討用草体&ビル模型など。メジャーなものからコアなものまで選んでみました。
中でも実寸ソルジャーはパーフェクションでも掲載されていますが、現存する3体のうちの一つ。搬入が大変なシロモノでした。8日のお客様に限って、囲ってあるロープを外して特別にツーショット撮影タイムを設けました。実物大のものと並んで撮れる機会は滅多にあるものではないので、皆さんには大変喜んでいただけました。
今回企画から諸々の実作業までいろいろと担当させていただきましたが、たくさんの皆様、関係各所のご協力、ご尽力あってのものです。
株式会社KADOKAWA、アスキー・メディアワークスの各担当の皆様、角川大映スタジオの皆様、樋口監督、三池敏夫さん、原口智生さん、展示資料をお貸しいただいた皆様、「平成ガメラ パーフェクション」のチームの皆様、情報拡散していただいた皆様、そして株式会社壽屋の皆様、この場を借りて厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。
ご来場下さった皆様の「いいイベントでした」の多数のお言葉が嬉しかったです。ありがとうございました。
正直な所、反省点も多々ありますし、ご迷惑をおかけした部分もあります。また次の機会に活かして、今度またイベントをする時はもっと良いものを…とがんばりたいと思います。
一緒にがんばったコトブキヤ担当Iさんとうどん社長には大感謝です。お疲れさまでした。
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