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有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

「ゴジラ FINAL WARS コンプリーション」見どころ

2023年04月15日 | ニュース



ゴジラ FINAL WARS 
コンプリーション 

見どころの紹介

 現在発売中の「ゴジラ FINAL WARS コンプリーション」の見どころを紹介します。
これから購入を検討される方の参考になれば幸いです。

【その1】
 『ゴジラ FINAL WARS 』(2004年)を取り上げてまとめました。初出のものをはじめとするたくさんの写真や資料、多くの撮り下ろし特写、企画段階のプロット、関係者の皆様のインタビューや証言など、盛り沢山でまとめた一冊になっています。
【その2】
 キャストインタビューはゴードン艦長役のドン・フライさん。日本でも格闘家、プロレスラーとして大変人気のある方です。今でも今作に出演されたことを光栄に思われ、熱いインタビューになりました。質問はこちらで用意したものですが、インタビュアーはご友人のアンドロイドM11ことロバート・スコット・フィールドさんに担当していただきました。猪木さんや高山選手にも触れるなど、プロレスファンにも興味深い内容になっていると思います。
【その3】
 さらに波川司令官役の水野久美さんにもインタビュー。水野さんと言えば、数多くの東宝特撮にも出演されたレジェンドのおひとりです。今作以外にもいくつかの過去作についてもお話しいただきました。大ベテランの女優さんですが、気さくに撮影中のエピソードをいろいろと楽しくお話しいただきました。ゴジラへの愛も感じていただけると思います。
【その4】
 多くのスタッフの皆様のインタビューを交えての本編や特撮の撮影シーンのメイキング。あのシーンがどうやって撮られたのか、当時の現場でスタッフの方々が撮られたものも交えて、初めてご覧になる撮影中の写真があるはすです。10人のスタッフの方々のインタビューでも初めて知るエピソードもあると思います。
【その5】
 デザインワークスでは、怪獣やメカなどの多くのデザインを紹介。ゴジラ映画には欠かせない西川伸司さんをはじめ、今作で新規参加された新川洋司さん、寺田克也さんにもインタビュー。それぞれ描かれたデザインについての解説コメントも嬉しいポイントです。もちろん故・韮沢靖さんのテザインも掲載。特美チームが描かれたものもあります。
【その6】
 キャラクター造形では、造形の指揮を取られた若狭新一さんにご協力いただいて、ゴジラ、アンギラス、ミニラ、ラドン、キングシーサー、カイザーギドラを中心に、どうやって怪獣スーツができたのかをそれぞれたくさんの写真と解説で紹介。インタビューも若狭さんのほか、江久保暢宏さん、伊藤成昭さんにもインタビューしています。
【その7】
 メカニックの造形は、新轟天号と旧轟天号のミニチュアを作られたアップ・アートの方々にご協力していただき、インタビューも交えて、こちらもたくさんの写真と解説で紹介。特美チームで描かれた図面や検討用イラストなどもあります。さらに、エクレール、火龍、ランブリング、ドッグファイターなどのメカももちろん掲載しています。
【その8】
 物語では海外を含めて多くの場所が戦いの舞台になりました。怪獣が登場する特撮では、セットの数も当然多く作られています。特撮美術をまとめられた三池敏夫さんにご協力いただき、インタビューの他に、これまでのゴジラ映画と比較にならないぐらい多く描かれた検討用イラストやセットプランなどをスペースの許す限り掲載しました。
【その9】
 怪獣が多かっただけに、スーツアクターも5人の方々が分担して演じられました。スーツアクターメイキングでは、アクションアドバイザーも兼任されたゴジラ役の喜多川務さんをはじめ、吉田和宏さん、神尾直子さん、小倉敏博さん、中川素州さんにインタビュー。撮影当時のご苦労された点やエピソードもそれぞれあります。
【その10】
 メインスタッフでは、北村龍平監督と特殊技術の浅田英一監督にロングインタビュー。ゴジラ映画としては新たに試みをたくさん盛り込まれた本編の撮影時、多くの怪獣やバトルのシーンをまとめられた特撮現場の撮影時のエピソードをそれぞれお話しいただいただけではなく、今振り返ってみて思うことなど興味深いお話がたっぷりです。
【その11】
 こんなにあったのかと驚くばかりのたくさんの宣材コレクション、国内の「巡礼」可能な箇所を中心にまとめられた撮影ロケ地の紹介、コンプリーション名物と言える重箱の隅をつつくようなコラム、企画から映画の完成までの流れを時系列にまとめたプロジェクトコーナーなど、マニアには嬉しいコーナーも充実しています。
【その12】
 製作・富山省吾さん、山中和成プロデューサーのインタビューでは、企画やストーリーの完成までいかに紆余曲折があったのか、どういう思いで取り組まれたのかがわかると思います。音楽プロデューサーの北原京子さんのインタビューでも、音楽を担当されたキース・エマーソンさんとのやりとりなど、興味深いお話がありました。
【その13】
 今作では企画段階で実に多くのプロットや企画書が作成されました。決定に至るまで、それだけ検討の時間がかかったことになります。富山さんと山中Pに確認していただき、その中から2点の企画プロットと第一稿と言われた未製本のシナリオ、さらに3点の製本シナリオを掲載しました。シナリオ決定までの変化をご覧いただけると思います。
【その14】
 今作で作られた15体の怪獣のスーツ類やそのオプションパーツ、新轟天号、3戦艦らの各メカニックのミニチュア、俳優さんたちが着られた衣装など、実に多くのものが現存しています。可能な限りそれらを本書のために新たに特写して紹介。その数はこれまでのコンプリーションでは最多、ページもたっぷり取って紹介しました。
【その15】
 「ゴジラ FINAL WARS コンプリーション」は現在発売中です。
 この作品は、編集をする上で素材が多かったことはうれしい悲鳴ではありますが、イレギュラーなことも多々あり、これまでにないぐらい編集は大変でした。その分、編集チーム全力で作りました。ゴジラファンの皆さんにぜひ読んでいただきたい一冊です。よろしくお願いいたします。

 

 羽沢組はいつものように全ページの編集とデザインを担当させていただき、執筆ページもたくさん担当させていただきました。編集や執筆にあたって、今回もたくさんの関係者の皆様にご協力いただきました。中にはたくさんの写真ひとつひとつ、デザインや資料ひとつひとつに質問をして長時間おつきあいをいただいた方も多く(私が担当するといつもこんな感じになってしまいます)、それでも丁寧にみなさまお答えいただいて感謝しかありません。準備を含めると長期間の作業となった特写ページもいろいろわがままを聞いてくださって、関係者の方々や特写チームの皆さんには本当に助けていただきました。関係者の皆様にはこの場を借りて厚く御礼申し上げます。

 

ゴジラ FINAL WARS コンプリーション 
●A4サイズ 160ページ
●定価/5060円(税込)
●発行/株式会社ホビージャパン 

http://hobbyjapan.co.jp/books/book/b620483.html

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