「映画」としては60点!
「ゴジラ映画」としては90点!
昨年公開の『GODZILLA ゴジラ』。DVD、ブルーレイも発売、レンタルも開始されたとあって、よりたくさんの人たちがご覧になったと思います。今まで一度もここで感想を言っていなかったので、ようやく書いてみようと思います。
最初は東宝での試写で観ました。「大ゴジラ特撮展」のパンフに掲載する写真のチョイスのための映像での確認も兼ねていました。そのため、じっくり集中できなかったのですが、そんな文句は贅沢ですよね(笑)。
その後、スーフェスやワンフェス、電話通販でお求めのお客様たち、仕事で会う人たち、知人……たくさんの人に感想を聞かれました。こんなにたくさん公開前の映画の感想を聞かれたのは初めてでした(笑)。
ほとんどそれらは観ていない方たちばかりでしたので、ネタバレしないようにはぐらかしていました。自分が逆の立場だったらネタバレは嫌ですもの。それに自分のお金を払ってみたわけではないのに、いろいろと言うのはかっこ悪いと思う変な自意識もありますし。
それでも聞きたいという人には「75点!」の一言だけにとどめていました。
点数をつけるのは本意ではありませんが、強いて言うなら単純に「ゴジラ映画」としては90点はあげていいと思います。ただ、一般的娯楽「映画」としては60点かな。話や設定が一度観ただけではわからないところもあったし、ストーリーのつながりももうちょっと……という印象を受けました。
だけど、そういったところを気にしないで、ゴジラが出てきて敵怪獣と戦う「ゴジラ映画」として観れば充分おもしろかったと思うのです。久しぶりにゴジラが敵怪獣と街の中で大暴れする……そしてすっきりして海に帰っていく……。それだけでもゴジラファンとしては嬉しいのです。
だから足して2で割って75点な訳です。
ちなみにトライスターの『GODZILLA』(1998年)は、点数をつけるなら全く逆で、1本の「映画」として観れば90点だけど、「ゴジラ映画」としては60点な私です。あれは「ゴジラ」と名乗っていなければ、よくできた怪獣映画だったと思うのです。
今回の映画でツッコミ所はいろいろありますが、人それぞれでしょうから1つ1つあげるのはやめたいと思います。
ただ、ソフビを作っているせいもあって、ゴジラのデザインはやはり気になりました。背中の背びれと眼球はもっと大きくしてほしかったし、「大きな身体を支えるための説得力」としてはわかりますが、あの象のような足はちょっとなじめません。逆に大地に根を下ろすかのようにしっかり足の指が大きくやや長めにあった方が、説得力も迫力もカッコ良さもあると思います。
人にいろいろ聞かれもしましたが、逆にご覧になった方々とは感想は言い合いました。「パーフェクション」や「ゴジラのマネジメント」でお世話になった日本のゴジラ映画の関係者の方々や、試写をご覧になったプレス関係まで。
おもしろい事に、賛否がきっちり分かれていました。絶賛されていた某関係者の方は「日本でこれができなかったのが悔しい」とまでも。逆に否の方の中には、震災を思わせる部分も感じられたと思われ、そういう意見も納得できるものでした。
60年前、初めて『ゴジラ』をご覧になった当時の人の中には、戦中の空襲を思い出され辛い映画と感じた方もいらっしゃったのかもしれない……。今回、福島の方々はそれに近いものがあったのかもしれないなぁとも思いました。
ジャパンブレミア、公開後も含めて、2D、3D、字幕、吹き替えとひととおり観ましたが、ストーリーをじっくり観るなら吹き替えが良いだろうし、ゴジラとMUTOの戦い“怪獣バトル”を観るなら3Dだな……と、思った私でした。
あと、たくさん言われたこと。「Gメモリーズで作るんですか?」と。
確かに造形心をくすぐるゴジラですし、やるなら先にあげたデザイン部分でアレンジしちゃうと思うけど、どうしましょうねぇ?
東宝の方にも「申請出してくれれば可能ですよ」と言っていただいたのですが(笑)、今の所予定はないです。その前に作りたい日本のゴジラがまだたくさんあるので(^^;)。
「ゴジラ映画」としては90点!
昨年公開の『GODZILLA ゴジラ』。DVD、ブルーレイも発売、レンタルも開始されたとあって、よりたくさんの人たちがご覧になったと思います。今まで一度もここで感想を言っていなかったので、ようやく書いてみようと思います。
最初は東宝での試写で観ました。「大ゴジラ特撮展」のパンフに掲載する写真のチョイスのための映像での確認も兼ねていました。そのため、じっくり集中できなかったのですが、そんな文句は贅沢ですよね(笑)。
その後、スーフェスやワンフェス、電話通販でお求めのお客様たち、仕事で会う人たち、知人……たくさんの人に感想を聞かれました。こんなにたくさん公開前の映画の感想を聞かれたのは初めてでした(笑)。
ほとんどそれらは観ていない方たちばかりでしたので、ネタバレしないようにはぐらかしていました。自分が逆の立場だったらネタバレは嫌ですもの。それに自分のお金を払ってみたわけではないのに、いろいろと言うのはかっこ悪いと思う変な自意識もありますし。
それでも聞きたいという人には「75点!」の一言だけにとどめていました。
点数をつけるのは本意ではありませんが、強いて言うなら単純に「ゴジラ映画」としては90点はあげていいと思います。ただ、一般的娯楽「映画」としては60点かな。話や設定が一度観ただけではわからないところもあったし、ストーリーのつながりももうちょっと……という印象を受けました。
だけど、そういったところを気にしないで、ゴジラが出てきて敵怪獣と戦う「ゴジラ映画」として観れば充分おもしろかったと思うのです。久しぶりにゴジラが敵怪獣と街の中で大暴れする……そしてすっきりして海に帰っていく……。それだけでもゴジラファンとしては嬉しいのです。
だから足して2で割って75点な訳です。
ちなみにトライスターの『GODZILLA』(1998年)は、点数をつけるなら全く逆で、1本の「映画」として観れば90点だけど、「ゴジラ映画」としては60点な私です。あれは「ゴジラ」と名乗っていなければ、よくできた怪獣映画だったと思うのです。
今回の映画でツッコミ所はいろいろありますが、人それぞれでしょうから1つ1つあげるのはやめたいと思います。
ただ、ソフビを作っているせいもあって、ゴジラのデザインはやはり気になりました。背中の背びれと眼球はもっと大きくしてほしかったし、「大きな身体を支えるための説得力」としてはわかりますが、あの象のような足はちょっとなじめません。逆に大地に根を下ろすかのようにしっかり足の指が大きくやや長めにあった方が、説得力も迫力もカッコ良さもあると思います。
人にいろいろ聞かれもしましたが、逆にご覧になった方々とは感想は言い合いました。「パーフェクション」や「ゴジラのマネジメント」でお世話になった日本のゴジラ映画の関係者の方々や、試写をご覧になったプレス関係まで。
おもしろい事に、賛否がきっちり分かれていました。絶賛されていた某関係者の方は「日本でこれができなかったのが悔しい」とまでも。逆に否の方の中には、震災を思わせる部分も感じられたと思われ、そういう意見も納得できるものでした。
60年前、初めて『ゴジラ』をご覧になった当時の人の中には、戦中の空襲を思い出され辛い映画と感じた方もいらっしゃったのかもしれない……。今回、福島の方々はそれに近いものがあったのかもしれないなぁとも思いました。
ジャパンブレミア、公開後も含めて、2D、3D、字幕、吹き替えとひととおり観ましたが、ストーリーをじっくり観るなら吹き替えが良いだろうし、ゴジラとMUTOの戦い“怪獣バトル”を観るなら3Dだな……と、思った私でした。
あと、たくさん言われたこと。「Gメモリーズで作るんですか?」と。
確かに造形心をくすぐるゴジラですし、やるなら先にあげたデザイン部分でアレンジしちゃうと思うけど、どうしましょうねぇ?
東宝の方にも「申請出してくれれば可能ですよ」と言っていただいたのですが(笑)、今の所予定はないです。その前に作りたい日本のゴジラがまだたくさんあるので(^^;)。