10年で一人前と言いますが……
「石の上にも3年」という言葉がありますが、どんな仕事でも3年どころか「10年で一人前」とよく言われます。
私はグラフィックデザインに関わって30年になろうとしていますが、ソフビフィギュアの制作・販売ではまだ5年を過ぎたばかりです。ですから「10年で一人前」で当てはめるとまだ半人前といった所でしょうか。
確かに日々ゴジラソフビを作っていて新たな発見も多いし、初めて知る事も未だ多く、ゴジラやソフビの奥深さはまだまだ底が見えません。それが楽しい一面でもあると思うし、もっとがんばろうという気持ちにもさせられます。ですから「一人前」か、と問われれば「まだわからない」というのが本音です。
でも「10年で一人前」というのは、違う方向にブレたりせずに、一つの事に徹底して精進した上での10年だと思うのです。怠けたり、誰かの足を引っ張ったり、全く違うものに目移りしたり……があれば、10年経っても「一人前」とは言えないでしょう。商品を作る仕事であれば、10年だろうが20年だろうが、その商品に「一人前」ではない部分が現れてしまうと思うのです。
どんな業種でも「もの作り」であるならば、努力や精進だけでは補う事のできない部分も確かにあります。その人だけが生まれ持って備えている要素、「才能」や「センス」等と言われている部分です。
しかし、それらを凌駕するだけのものを10年の精進で得られれば、充分「一人前」と言えるのかもしれません。
たまにお客様から「○○ゴジラを一つ欲しいのですがどれがマストアイテムですか?」「どれがレアですか?」と聞かれます。「弊社ではどれも同じぐらい愛情と魂を込めて作っていますので、決められませんからお客様でお決め下さい。」と答えています。「代表作はどれですか?」と聞かれる事もありますが、同様にこちらでは1つには決められません。
「マストアイテム」も「レア」、「代表作」も第三者、お客様が決めて下されば良い事。売る側、作り手が言う事ではないと思うし、個人的な意見ですが「マスト」や「レア」を自ら謳い文句にして商売されている所は信用できません。
これらと同じく「才能」があるか、「センス」があるか、そして「一人前」かという事も第三者、お客様が決める事。元々それらに対してこだわりはないのですが、私自身一生自分では判断できないでしょう。
強いてこだわっている事と言えば一つだけ。毎回「世界で一番カッコかわいいゴジラソフビに!」を志して日々作っています。キャリア10年を過ぎた頃までに「一人前」かどうかというよりは、たくさんのお求めいただく皆様が自然に「世界で一番カッコかわいいゴジラソフビ」と思ってもらえるようになりたいと思う今日この頃です。
「石の上にも3年」という言葉がありますが、どんな仕事でも3年どころか「10年で一人前」とよく言われます。
私はグラフィックデザインに関わって30年になろうとしていますが、ソフビフィギュアの制作・販売ではまだ5年を過ぎたばかりです。ですから「10年で一人前」で当てはめるとまだ半人前といった所でしょうか。
確かに日々ゴジラソフビを作っていて新たな発見も多いし、初めて知る事も未だ多く、ゴジラやソフビの奥深さはまだまだ底が見えません。それが楽しい一面でもあると思うし、もっとがんばろうという気持ちにもさせられます。ですから「一人前」か、と問われれば「まだわからない」というのが本音です。
でも「10年で一人前」というのは、違う方向にブレたりせずに、一つの事に徹底して精進した上での10年だと思うのです。怠けたり、誰かの足を引っ張ったり、全く違うものに目移りしたり……があれば、10年経っても「一人前」とは言えないでしょう。商品を作る仕事であれば、10年だろうが20年だろうが、その商品に「一人前」ではない部分が現れてしまうと思うのです。
どんな業種でも「もの作り」であるならば、努力や精進だけでは補う事のできない部分も確かにあります。その人だけが生まれ持って備えている要素、「才能」や「センス」等と言われている部分です。
しかし、それらを凌駕するだけのものを10年の精進で得られれば、充分「一人前」と言えるのかもしれません。
たまにお客様から「○○ゴジラを一つ欲しいのですがどれがマストアイテムですか?」「どれがレアですか?」と聞かれます。「弊社ではどれも同じぐらい愛情と魂を込めて作っていますので、決められませんからお客様でお決め下さい。」と答えています。「代表作はどれですか?」と聞かれる事もありますが、同様にこちらでは1つには決められません。
「マストアイテム」も「レア」、「代表作」も第三者、お客様が決めて下されば良い事。売る側、作り手が言う事ではないと思うし、個人的な意見ですが「マスト」や「レア」を自ら謳い文句にして商売されている所は信用できません。
これらと同じく「才能」があるか、「センス」があるか、そして「一人前」かという事も第三者、お客様が決める事。元々それらに対してこだわりはないのですが、私自身一生自分では判断できないでしょう。
強いてこだわっている事と言えば一つだけ。毎回「世界で一番カッコかわいいゴジラソフビに!」を志して日々作っています。キャリア10年を過ぎた頃までに「一人前」かどうかというよりは、たくさんのお求めいただく皆様が自然に「世界で一番カッコかわいいゴジラソフビ」と思ってもらえるようになりたいと思う今日この頃です。