Gメモリーズブログ

有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

福袋に思う事 その1

2008年02月04日 | 代表羽沢のG雑感
福袋販売は不安だらけ

?後列左から未塗装GMKゴジラ(ブルー、ブラウン、ブラック)
 前列左から「デスゴジ ブラックバージョン」「デスゴジ メルトダウンバージョン(金モール版)」「同(赤モール版)」


 皆さんは多くのメーカーさんがこれまでに発売してきたソフビ怪獣の福袋については、どのように考えていらっしゃいますか? ソフビ怪獣に限らず、福袋と言うのは主に正月や何らかの記念日等で、そのメーカーやお店の商品をいくつか入れてセットとして設定、通常価格より割り引きして販売している物が主です。
 私も何度かソフビ怪獣の福袋を購入した事があります。最初から何が入っているのか知らなかった場合、どんな物が入っているか開けるのが楽しみで、思わぬ嬉しい物が入っている時は買って良かったと思うし、全く逆の時はがっかりした事もあります。開ける楽しみも福袋の要素の一つだと思っています。
 がっかりの場合、理由も様々で「(前に単品で販売した物と)ほんのちょっと色が違うだけじゃん!!」とか「この怪獣は欲しくはなかったな」「この未塗装はどうだろう?」はまだしも「この前(福袋または単品販売の品)と同じかよ!!」の時はさすがに肩の力が抜けるどころか腰砕けになりそうです。
 嬉しかった時は「また次も買おう」と思うし、がっかりの時は「次回は辞めようかな」と考えます。勝手ながら私以外の皆さんも同じような経験はあるかと思われます。
 がっかりのショックが大きい方は、メーカー問わず内容が全て最初からわかっているもの以外は、もう買わないと決めてしまう人もいるでしょう。実際そういう話を聞いた事があります。

 弊社ではソフビ販売2周年を記念して、1月に初めて福袋を発売しました。「新春ゴジラ福袋」(完売)です。
 今だから正直に言うと、本当にかなり不安でした。売れるのかという不安もそうですが、購入後にお客さんが果たして喜んで下さるか複雑な思いでした。理由はたくさんあります。
1 中身が全てシークレットなら多くの人は避けるだろうと考え、デスゴジの2種類(「メルトダウンバージョン」と「ブラックバージョン」)だけは事前公表しましたが、未塗装はシークレットでしたので、それに対して購入をためらう人がいるのではないか。
2 いくらゴジラが好きでも、福袋の中身の一部を公表しつつも、福袋自体に良い印象を持っていない人には初めから眼中にない可能性がある。
3 デスゴジのカラバリはそれまでにたくさん出ているので、もういらないと考える人はいるのではないか。
4 「ブラックバージョン」はデスゴジというより平成VSシリーズのゴジラ全般のイメージだったので、それに拒否反応をする人がいるのではないか。
5 「メルトダウンバージョン」は初めてモール入りとしての商品だったが、モールをソフビゴジラに入れるのは邪道と考える人がいるのではないか。
6 初めから未塗装ソフビをいらないと考える人もいるのではないか。
7 単品ならどれか欲しい物があっても、欲しくないものとのセットなら購入をためらう人もいるのではないか。
8 この福袋の発売日には他のソフビメーカーさんもゴジラ・東宝怪獣のソフビを販売予定らしいし、福袋を予定されているメーカーさんの話もいくつか聞いていたので、売り上げは落ちる可能性が高い。
 大袈裟だと言われるかもしれませんが、これらの他にもいくつかの不安要素はいっぱいだったのです。
 スケジュールの都合もありますが、販売個数がいつもより少なかったのはこのためでもあります。
 続きはまた明日。

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