ゴジラ像、各地で展開中!!
5月31日に公開される『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』の宣伝のために、約2メートルのゴジラ立像が各地で展開されています。
ゴジラファンの間では、今回のゴジラは本作監督のマイケル・ドハティ氏にちなんで「ドハゴジ」と呼ぶ方が多いようですね。似ているようですが、前作とは大きく表面など違いが多々あります。
新作ゴジラ映画のためにゴジラの立像が作られて、各地でPRされるのは2014年の『ゴジラ GODZILLA』以来、5種類目となります。
ゴジラ2014、シン・ゴジラ(第4形態)、アニメゴジラの2体であるゴジラ・フィリウスとゴジラ・アース、そして今回のゴジラ2019です。
これらはいずれも映画のCGデータをもとに、立像用に手を加えられたものから生み出されています。素材が当然違うように、ミニチュア特撮の着ぐるみスーツとは異なる作り方です。制作そのものは日本で作られ、作品公開時によって個体数は違います。
5作のゴジラ像を比較してみると、年々その製作技術が進歩していることがわかります。今回のゴジラ像のクオリティはかなり高い完成度と言えるでしょう。特に映画の前作となる2014年ゴジラ像と比較すると、造形や彩色で格段の差があります。
機会がありましたらぜひ一度は近くでご覧になった方がいいかと思います。
CGデータからどうやって立像になっていくのか……、『シン・ゴジラ』(2016年)の時に疑問がいくつかありました。これまでの取材で、過去のアナログ特撮の各ゴジラの着ぐるみスーツの作られ方はほとんどわかっていたので、それとはまったく違う(ほぼ)人間大のゴジラですから興味津々でした。
そこで関係者の方々にお願いして書籍「シン・ゴジラ GENERATION」の編集の時に取材させていただき、コーナーを作って少しだけ紹介させていただきました。
今回の立像も基本的にはやり方はほぼ同じかと思いますので、興味のある方は書籍(全国書店、通販サイトで発売中)の方をご覧ください。
最近では円谷ミュージアムの特別映像に使われた初代ゴジラの着ぐるみと同じサイズの立像も作られたそうですが、上記の立像とはいくつか作りかたが違うことになります。この辺はいずれ仕事として取材して関係者の方々にお聞きしてみたいと思っていますので、いつか実現しましたらそちらで報告します。