横須賀市久里浜 ピアノ教室「音のアトリエ・YUKI」のブログ

神奈川県横須賀市久里浜のピアノ教室。
ピアノを通して 子どもたちの心の成長や
アトリエでの様子をお届けしています。

「ピアノが弾けるように・・・」の先に。

2023年06月09日 | ピアノ
横須賀市久里浜のピアノ教室「音のアトリエ・YUKI」
    教室ブログへ ようこそ。

台風と梅雨前線の影響で各地に大雨をもたらし 
前回の2号では大きな爪痕を残していきました。
その傷も言えていない中の台風3号の接近。
他人事と思わず、早め早めの対策をしておきたいですね。

最近、ピアノに関するTwitterを読んでいると少し、心が痛くなることがあります。
その投稿内容ではなく、それに関連した自分の教室のことを敢えて書こうと思います。

新年度になると新規入会生徒さんのブログを良く目にします。
私も、新しく入られた生徒さんについては、良く取り上げてきました。

が、今日は当教室を退会された方々の理由について触れてみたいと思います。
(自分に向けられた言葉なので、勇気はいりましたが、
触れられたくない自分の気持ちを承知の上で敢えて載せました)

・練習しようとすると泣く。音楽は泣いてするものではないから。
・練習を嫌がる。 声をかけないと練習しない。 言い続けるのに疲れた。
・他のものに興味がでてきたので、そちらをやらせてみたい
・オンラインレッスンは、受け入れられない。(緊急事態宣言が発令された年)
・子どもが興味のある曲(ポップス)を弾かせてほしいのに、教えているものが古い
・指導が厳しい。専門に進むのではないので趣味程度に弾ければ良い

など、これらを読まれた方の立場によって、受け取る気持ち、感じ取り方も様々だと思います。
それぞれの感情は、ちょっと置いておいて。

この退会に至った保護者の方やお子さんの気持ちを考えていくと、
最初にこの教室の門を叩くときに
描いていた「ピアノが弾けるようになりたい」に対する
イメージと現実とのギャップについていけなくなり
退会への判断に至った
 と私は感じています。
もちろん、
その経過途中の相談や、私のフォローアップに満足できなかったことも大きな理由にあるでしょう。

日本では「ピアノ」が大衆化し
「ピアノ」という楽器を指すイメージも、
「ピアノの曲を弾く」という楽曲を指すイメージも
とても幅広くなりました。 

決して悪いことではないと思います。

しかし、教室選びの時に、

そこの教室が指す「ピアノ」が、
いわゆるグランドピアノやアプライトピアノを指しているのか
キーボードに代表される鍵盤楽器全てを指しているのか

「ピアノ曲」というものが
クラシック曲を中心なのか、クラシックのみなのか、
クラシックもポピュラーもあらゆるジャンルなのか、

いまや、ピアノ教室の数はいくつあるのか数えられませんが
ピアノが大衆化した分、ピアノ教室も様々な特徴をアピールして運営しています。

さぁ、外食でもしましょうか?となったとき、
食べ物を提供している店は、たくさんあって迷うと
今の時代は検索して、食べたいジャンル、場所、色々調べますよね。
まさか、ラーメンを食べたいのに、フレンチの店に行ったりはしない
(そういう店があったりすると面白いけど)
店に入ってから、「ラーメン置いてないの?ラーメン食べたいのに」

なんていうミスマッチが起こらない様に、ピアノ教室を探してくださいね。

では、当アトリエの考えは、というと
「ピアノ」が指す楽器は、あくまでもグランドピアノやアプライトピアノ。
自分の指先一つのタッチで、無二の音が出せる響きに憧れるように。
ピアノという楽器が生かされ、ピアノのために作られた楽曲を
一つでも多く知って体感してくれたらと願っています。
(そのため、ご準備いただく楽器に制限をしています)
さらに私が、この教室でずっと以前から言い続けているのは、
「ピアノ」という楽器を介して、長い付き合いの中で
泣いたり、笑ったりしながら、
その子の居場所の一つになってくれると嬉しいということです。



もし、これからピアノ教室を探している方がいたら、
希望する内容に沿ったお教室をじっくりと探して見つけてほしいです。
きっと、良い出会いがあるはずですから。

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