英国ボーディングスクール&ティーンエイジャー&お菓子教室

長女の英国ボーディングスクール留学準備に奔走中。自宅で開いている小さなお菓子教室、子供、愛犬のあれこれも綴ります。

くるみ割り人形と赤毛のアン

2018-12-30 21:30:30 | 日記
今日は次女と「くるみ割り人形と秘密の王国」を見てきました。母親を亡くしその死を受け入れられず、また、他の兄弟とはちょっと違った性格から家族の中で居場所を見つけられずに所在ない思いをしていた主人公の女の子がかつて母親が見つけて守ったおもちゃの世界に冒険の旅に出て、母親の自分への思いに気づき自分は自分でいていいんだ、という自信を持って帰って来る、というストーリーでした。(というストーリーに私には思われました。)
いつもながらディズニーの映画は子供向けながら大人でも十分見ごたえのある映画で娘と一緒に無邪気に楽しんでいるのですが、今回は主人公の女の子よりも母親の思いに気持ちが入っていました。自分の長女と主人公が重なり、主人公の気持ちに気づいていて全面的に受け入れている母親に、親としての有り様をあらためて考えさせられました。
数年前、朝の連ドラで「花子とアン」をやっていた時に娘のつきそいで遊園地に行った時のこと、自分は乗り物には乗らずベンチでずっと「赤毛のアン」を読んでいました。子供の頃に読んだ時はアンの突拍子もない言動にありえない、わからない、と思い、マリラはやたら気難しく、この物語のどこがおもしろいかわからなかったのですが、親の立場になって読み返したらマリラの気持ちが痛いようにわかり、無愛想と思っていたマリラのアンへの愛情の深さに涙が止まりませんでした。
同じひとつの作品でもそれを見たり読んだりする年齢が違うと見えてくる世界が全く違うんだなということにあらためて気がつきました。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。