最後の登校日

今日は上司もおらず、お弁当も持ってこなかったので、サイゼリアでお一人様ランチをしていたら家電から電話がかかってきた。そういえば長男が昨日の夜、明日は給食はないから弁当いる、あ、でも自分で作ろうかな、パスタソースあったよね？って聞いてたっけ。
友達も来て、一緒に食べたいっていうから作っていいか？というので、あるもの適当に作って食べて、と答えた。
答えたところでなんだか鼻の奥がつーんと来た。給食がないとはいえ、普通に登校するのは今日が最後。明日も登校するけど明日は卒業式。教室で友達や先生とわいわい過ごすのも、帰りが遅いと思ったら友達の家に寄り道していた、というのも、今日が最後だったんだな、とあらためて実感。
３年前、突然の本帰国が決まって、無念な思いをここに書いた。心の準備もできないまま、もどってすぐに始まった中学校生活。できれば青島日本人学校で中学校を卒業させたかったと思っていたけど、中学で友達や先生に恵まれ、３年前には想像もつかなかったほど成長した長男。この３年間以外考えられない、というくらいかけがえのない３年間を送る事ができたと思う。
部活や校外学習、修学旅行で長をつとめ、人をまとめる役だった長男。小学校の時は頼りなげで考えられなかったけど、５年生の時に担任の先生が「君は絶対リーダーになる人だから」と折にふれ励まし、導いてくれていたのを思い出した。担任の先生は本来ならば中学校の先生。長男の２年後、３年後を見ての導きにがあったからこそのこの３年間だったのだとも思う。
貴重な出会いを重ねての長男の成長に、ご縁をいただいた方々への感謝の念は尽きません。