英国ボーディングスクール&ティーンエイジャー&お菓子教室

長女の英国ボーディングスクール留学準備に奔走中。自宅で開いている小さなお菓子教室、子供、愛犬のあれこれも綴ります。

自分発信と単なる自慢の境界線

2013-01-05 20:50:28 | 日記
今月号のフリーペーパーの、在青島の、ちょっとがんばっている日本人女性を紹介するコーナーに記事を寄せさせていただく機会を得ました。
こちらに来て、東京の自宅で開いてきたケーキ教室を昨年秋に再開した時に「実はケーキの先生やってるんです」以外はあまり自分のプロフィールにふれることもなく過ごしてきましたが、記事の趣旨でもある、中国に来てから思ったことやこれから目指すことについて書こうと思うと、今までの、自分は子供の頃アメリカに住んだことがあったり、ヨーロッパに留学経験のある両親の影響であったり、ずっと習ってきたヨーロッパのお菓子・パンに対する関心などから、欧米の文化にふれたり、実際に何度も行ったことのある自分の来し方にふれざるを得ませんでした。なるべく客観的に、さらっとシンプルに書いたつもりではあったのですが、「自慢」とまではいかなくても、自分のプロフィールに言い及ぶ方が少ない中で、自分だけがこんなにカミングアウトしてよかったのか、とちょっと思ったりもしています。ただ、自分の教室で教えている内容については絶対に自信があるし、クオリティの高いものにするためには努力は惜しんでいないつもりです。来ていただく方に「きちんとしたものを教えてもらっている」という安心感を持っていただくためにも、自分がどういうものを蓄積してきて、それをお伝えしているか、というのは正しくお伝えしたくもあるし、するべきだとも思うのです。もうひとつ、青島は領事館に在留届を出しているベースで日本人の数が3000人と言われており、決して多くはありません。私の交友関係も子供の日本人学校のお友達を通じたママ友に限られてくるとあまり広がりもありません。皆さん、良識のある方でずっとよくして頂いているので、問題は全くないのですが、それでもあと3年ここで過ごすのならもう少し視野を広げるべく、別の方面で人脈を求めてもいいだろう、とこれまたフリーペーパーに大学の同窓生を求める記事を載せることしました。となると、名前と連絡先は載せざるを得ないわけで、これまたひとつ私のプロフィールがあらわになります。他人の関心の的にはなりたくはないと思いつつも、息をひそめ、限られた範囲で過ごすのもちがうよな、とも思い、自分のexposureのあり方をつくづく考えさせられるのでした。

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