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先日
一般社団法人
「地球環境改革再生機構」
が開発した水の中に
ヒドリド(水素化物イオン)
が発生しているのではないか
という内容について書きました。
今回はその続編です。
冒頭の画像のように
電子を2つ抱えている水素を
ヒドリド(hydride)と呼び
その存在は
平成28年の論文で
はじめて明らかになりました。
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▲共同発表「ヒドリドイオン伝導体の発見」
こののち
研究は飛躍的なスピードで進み
リチウムイオン電池に変わる
新しい高性能な電池開発へと
進むことにになります。
ヒドリドイオンを使うことでの
革命的な変化を一言で言うと
電池が
液体から固体になった
ということです。
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市販されている
乾電池やリチウムイオン電池は
上の図にあるように
正極と負極の金属に間には
「有機電解液」が存在します。
したがって
衝撃や熱に弱く
液漏れや膨張といったトラブルに
繋がる脆弱性があります。
しかし
ヒドリドイオン電池ですと
電解質が固体になり
衝撃や熱に極めて強い。
しかもリチウムイオン電池以上の
性能を発揮するという画期的な電池です。
ちなみに
リチウムイオン電池の仕組みは
以下の図のようになります。
なお
湿電池から乾電池までの歴史が
パナソニックの
ホームページにありましたので
あわせて添付します。
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▲パナソニック「電池の歴史」
エビデンスの薄い情報にはなりますが
ヒドリドイオンについては理論上
随分と前からその存在は知られていて
特に国の安全保障の観点からも
研究が進められていたと言います。
これはすでに
公開された情報ですが
日本の新型潜水艦にはすでに
ヒドリドイオン電池を搭載し
実戦配備されているそうです。
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▲バッテリー稼働の時代
新技術は常に
安全保障が優先される
という法則は今も生きているようです。
コンピューターもインターネットも
所謂、軍事技術が民間化したように
ヒドリドイオン電池も
ようやく一般化しそうです。
ちなみに
国内メーカーの「村田製作所」が
全固体電池の生産、販売を開始すると
リリースされました。
動画を添付します。
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▲YouTube
ヒドリドは
新しい生活のキーワードに
なるかも知れません。