エコでピースな市民のひろば

『ひとりの百歩より百人の一歩』をスローガンにライフスタイルやスピリチュアル系情報を交換するWebひろばです

古の日本文化に触れてみる

2019年11月30日 | 伊勢の神宮
今日は令和元年11月の最終日。
明日からは令和最終月の12月。
「元年」の心地良い響きも残りわずかです。


明日は「朔日詣」に神宮に行って参ります。
朔日詣は6月・9月に次いで今年3回目です。
いつも
赤福さんの「朔日餅」を頂きたいと思うのですが
毎度、朝5時開店前から行列が始まり
8時前後には完売とか。。。。
前日から伊勢に入らなくてはムリのようです。
なので
焼きたての「餅入りぜんざい」を
美味しくいただくことにします。


さて
サラリーマンを辞め
世羅町で米づくりをはじめるにあたり
「いせひかり」(伊勢光)の種籾を貰い
ひょんなことから
神宮とのご縁を頂くことになりました。
あれからあしかけ9年。
神宮には何度お邪魔したことでしょう。


伊勢神宮と呼ばれる場所は
「外宮」「内宮」を含め125社の総称であって
正式には「神宮」だということも
ご縁を頂いてから知ったこと。
また
神宮では年間1500回ものお祭りがあり
なかでも
6月・12月の「月次祭」と
10月の「神嘗祭」を三節祭と呼び
最も大切にされている神事であることも
そこで初めて知りました。


かさねて続けますと
昨年、神宮へ参拝された人数は850万人。
平成25年の遷宮では1400万人です。
その昔「おいせまいり」が盛んだった
江戸期においては600万人と言われています。
単純に人数で比較すればいかに遷宮に
多くの人が訪れたかが分かりますね。
しかし
江戸期の日本の人口は約3000万人。
つまり5人に1人が訪れたことになります。
交通網も脆弱な時代にどんな思いで
伊勢を目指したんでしょうか。
当時の旅はまさに「命がけ」ですから。


普通に生活をしていますと
神宮や神社仏閣についてなど
意識的に学ばない限り誰も教えてくれません。
宗教的なものは学校でも教わりませんでしたし
特段、それで困ったこともありませんでした。
したがって
神社に行くのは「初詣」「七五三」と
まあせいぜい
「厄除け」に行くくらいのことでした。


令和の御代になり
即位に関する様々なしきたりを目にして
日本の伝統文化を改めて学びなおそうと
思った方は少なくないと思います。
皇室に関する書物はここにきて
たくさん発刊されているようですが
「体感」することが何よりもの早道です。
まずは
神宮の御神気に触れてみることをお勧めします。





公益財団法人伊勢修養団は
多くの企業、団体による研修会や
著名人、有名人が主催するセミナーを
定期的に開催しています。
上のフライヤー(表・裏)は先にご紹介した
6月・12月の月次祭にあわせて行っている
特別講習会のものです。


平成23年12月16日(金)
研修初日の夕刻、「月次祭」拝観を前に
神宮に流れる五十鈴川で禊を行いました。
もちろん初めての体験です。
気温0度。この冬一番の寒波でした。
“鳥肌が立つ”などというレベルではない。
カラダを叩けば鋼鉄のような響きに襲われそうな
とにかく恐ろしい冷たさです。
古来日本人はなぜ禊などをしていたのか?
理屈ではなく身をもって知った瞬間でした。


参加者には伝統文化に携わる方や
宗教関係者はもとより
芸能界の方もいらっしゃいました。
今回も各界の著名人・有名人が
多く出席されるようです。
どんなに有名であろうと神々の前では
「臣民」のひとりです。
一泊二日の期間中はいわゆる『平場』の状態です。
見栄や肩書を捨て本来のワタシに戻る。
そして新しいワタシになる。
どなたでも参加できる素敵な講習会です。

どうぞ神宮にご縁がありますように。


▲公益財団法人伊勢修養団HP


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星祐介さん

2019年11月28日 | 音楽日誌


11月26日(火)
広島市中区加古町の
ライブハウス『OTIS!』で
星祐介さんのライブがありました。
星さんは循環型ライフ
田舎暮らしを志しながらも
各地の音楽フェスティバルに出演し
弾き語りや民族楽器を演奏するかたわら
ヨガ体操や音楽も教えている方です。
27日(水)中区十日市の「眞光寺」での
ヨガ教室に参加しました。




▲眞光寺ヨガ教室

▼以下星祐介さんのHPから転載
世界40カ国以上でヨガワークショップや生演奏ワークショップ、コンサートをおこなってきました。旅についての公演依頼も承ります。僕の旅は貯金をたくさん日本でしてから始めたわけではありません。生きてゆくための最低限の生活の中の修行の10年間でしたので、いわゆる巷に溢れる世界一周公演とは別物です。その代わりとして、技術や友人など、お金で買えないたくさんのものを手に入れました。しかしながら、僕もまだまだです。
ヨガはアーサナ(体操)だけではありません。ライフスタイルなので、どうやって本当の自分のやりたいことに結びつけて、そして自身の潜在能力を解放していくか、食養や、家庭菜園などのカウンセリングコース、短期間でのリトリートコースもあります。勿論、ヨガの先生になりたい方も歓迎です。詳しくはご連絡ください。

▼星祐介公式HP


昨年発刊された著書
「ヨガ秘宝“ムドラ”の不思議」の
ヨガモデルが実は星祐介さんです。
2日間「Hoshi World」を体験し
ちょっとカラダが軽くなったかな。


▲Amazon

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食と農の映画祭2019inひろしま

2019年11月26日 | 音楽日誌

▲公式HP


12月6日(金)から12日(木)までの一週間
広島市中区のサロンシネマにおいて
11回目のシネマフェスティバル
「食と農の映画祭2019」が開催されます。

開催にあたり毎年テーマを設けていますが
今年は『水』にフォーカスし
作品を選定されています。
ラインナップは上記のHPからアクセスできます。

なにより
2010年、このブログで紹介した
『マザーウォーター』が
リバイバル上映されるのがとても嬉しく
当時見逃した方にはぜひ
オススメしたい作品です。
ちなみにこの作品(105分)の上映日時は3回です。

◎6日(金)15:50~
◎11日(水)11:55~
◎12日(木)15:25~



▲過去ブログ「マザーウォーター」


ところで
12月9日(月)はサロンシネマロビーにおいて
有機無農薬野菜類を販売する特設市場を出店します。主催は「広島なずなの会」。
世羅ダルマガエル米(2キロ)も販売致します。
こちらもぜひ、お楽しみに。

その他
リクエスト作品や日本初公開作品など
多彩な作品に合わせ、映画祭期間中は
監督や出演者のトークタイム等もあり
いつ行っても楽しめる内容になっています。






▲佐々部清監督

なかでも2005年第28回日本アカデミー賞
最優秀作品賞を受賞した作品「半落ち」の
佐々部清監督のトークが
7日(土)17時30分からあります。
楽しみですね。
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永ちゃんショック!

2019年11月24日 | 音楽日誌


ファン歴40年近く。
今年は地元広島でライブの予定がなく
福岡か大阪かを迷いましたが11月24日の
「マリンメッセ福岡」をチョイスしました。
ボチボチ出掛けようとクローゼットから
「永ちゃんタオル」を取り出そうとした時
同行者から電話がありました。

『え〜っ中止❗️❓❗️❓』

公式HPを開くと
「お知らせとおわび」の文字が
飛び込んできました。
これまで自らの事情でライブを
一度もキャンセルしたことのない
永ちゃんがダウン。体調不良は喉だとか。
中止は残念ですが永ちゃんの体調が心配です。
10月、日比谷のライブは台風で中止。
新しいアルバムの発売に伴い
メディアへの露出も積極的だったので
本人も断腸の思いでしょう。

古希を迎えて益々元気な姿に
勇気を貰っています。
体調を整えて元気に戻ってきて欲しい。
祈ります。

https://www.eikichiyazawa.com/
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ハチくんと聖地巡礼

2019年11月20日 | スピリチュアル日誌
11月も後半になり
朝晩冷え込んできました。
我が家の和室にもコタツが登場。
コタツに入ってしまうと動けなくなりますね。

ところで
8歳になる柴犬のハチくんは寒さが超苦手です。
冬になるとまるでネコのようになり
コタツやストーブの前から動きません。
毎度の事ですがコタツ布団の角はハチくんの毛で
真っ白になります。こんな感じです。



さて
地元で紅葉といえば「安芸の宮島」。
先日、ハチくんをフェリーに乗せて
紅葉を堪能してきました。
ペットを乗船させる際には
専用の籠に入れる必要があります。
当然、客室には入れないので
寒いデッキでの移動になります。
約10分ほどの船旅ですから
なんてことはないんですが
窮屈な籠よりは車ごと移動しよう
ということで車で島内を移動しました。



宮島へは電車が便利ですが
車で行く場合も対岸の宮島口に駐車して
旅客フェリーでの移動が一般的です。
しかしこのかんはハチくんが居ない時でも
車載フェリーにしています。
なぜなら目的地が
大聖院&奥の院
だからです。


▼大聖院の紅葉





大聖院(だいしょういん)は
真言宗御室派の大本山の寺院で
明治18年(1885年)7月31日には
明治天皇が厳島神社行幸で
行在所に充てた場所としても有名です。

奥の院はそこから
車で30分ほどの山の中腹にあります。
徒歩で参拝するには
まず弥山の頂上(535m)まで行き
約30分ほど下ります。下山するには
さらに一旦登って大聖院へ降りていきます。
誤って奥の院から下ってしまうと
車で30分の距離を歩かなくてはなりません。
奥の院については過去ブログでも
紹介しています。

▼龍が奔る杜


▼奥の院のハチくん



お昼前
奥の院でお詣りを済まして移動。
桟橋付近で「抹茶ソフト」を食べながら
フェリーを待ちました。
すると目の前に「豆柴カフェ」を発見。
話のネタにチョットだけお邪魔してみました。
あ〜ハチくんの三分の一サイズの柴犬ばかり。
こりゃネコですわ。

▼豆柴カフェ


そんなわけで
お天気に恵まれて
ハチくんとノンビリ、マッタリ
紅葉満喫の一日でした。

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世羅ダルマガエル物語

2019年11月15日 | 農業日誌(米編)
 平成15年(2003年)広島県福山市神辺(かんなべ)町に大型スーパーができる計画が持ち上がりました。
その駐車場予定地の水田から「ダルマガエル」という絶滅危惧種のカエルが見つかりました。
ダルマガエルの移殖先として、以前から「ギフチョウ」の保護に熱心だった世羅町小谷(おたに)の井藤文男さんが里親に選ばれました。
小谷地区は空気や水がきれいな場所で、神辺と同じ芦田川(あしだがわ)水系です。
とはいえ、神辺と小谷は30キロ以上離れています。
100メートル移動させるだけでも繁殖に失敗するデリケートなカエルのため保護活動は難しいと思われました。
しかし井藤さんは
「大変なことを引き受けたが、これは面白いぞ!ワクワクするわい!」
と思ったそうです。

 その後、世羅町小谷には広島大学、川崎医科大学、広島市安佐動物公園、福山動物園、復建調査設計株式会社等から多くの専門家が訪れました。
なかでも川崎医科大学の宇都宮妙子先生は
「井藤さん。このカエルの保護は難しいよ。どこでも失敗しています。よろしく頼みます。」
と目に涙を浮かべて話されたそうです。
小谷に移殖されたダルマガエルを毎日観察しているうちにいろいろなことがわかってきました。

1.トノサマガエルに似ているが、足は短く移動範囲が狭いので外敵に襲われやすい。
2.池や川のカエルではなく、田んぼのカエルで、稲と共に生きている。
3.トノサマガエルより産卵時期が遅く、稲作の「中干し」という時期に、まだオタマジャクシの状態である。
4.ダルマガエルはたくさん虫を食べている。

 

ダルマガエルの生態から「あきろまん」という品種の稲が選ばれました。
あきろまんは稲刈り時期の遅い晩生 品種のため水を遅くまで張っておけること。
そして中干しをしなくても倒伏のリスクが少ないことが生態にあっ ている。
そして何よりも美味しく、食感がしっかりしたお米だからです。

 
 ダルマガエルが移殖されて5年目を迎えた平成20年(2008年)の春。
この年は「国際カエル年」でもありました。
5年目にしてようやく産卵が始まりました。
井藤さんは当時のことを思い出しながら語ります。

『カメラを持つ手が震えるのよ。鳥肌は立つし。
「宇都宮先生やったよ。産まれたよ」と空を向いて叫んだよ。
あとからあとから涙がこぼれてね。続けてきてよかった。。。。。』


 熱心に指導して頂いた宇都宮先生はその年の初めに他界されていました。
この年以降、順調に数を増やし今日では春から夏にかけてダルマガエルの大合唱が響く田んぼになりました。     
 地元の小学校や地域と共に活動してきた保護活動に対して、平成20年(2008年)には農水省の「田園自然再生活動コンクール」で最優秀賞を受賞。
平成23年(2011年)には内閣総理大臣賞、並びに「ひろしま環境賞・個人の部」を受賞。
そして平成24年(2012年)には農林水産大臣に優良認定されています。
ダルマガエルの保護を目的とした稲作は農薬や除草の回数を減らすことになり、たくさんの生き物が生息する田んぼになりました。
その結果、生物多様性に配慮した人にやさしいお米ができあがりました。
「ダルマガエル米」をご賞味いただき、ダルマガエルのことを多くの方にお知らせしてほしいと願っています。

■農事組合法人ダルマガエルの里

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樹木希林

2019年11月03日 | 映画日誌


平成30年(2018年)9月15日に
75歳で逝去した女優
樹木希林さん。

57年間の役者人生の中で
多くのドラマや歌番組、CMなどに出演し
日本映画界にとって欠かせない存在であり
今でもその作品の多くは
珠玉のような存在感を放っています。
なかでも
このブログ内でも紹介した
『日日是好日』
は昨年度の日本アカデミー賞の
最優秀助演女優賞を受賞し、まさに
覚醒した演技が見事に表現されていました。


▲過去ブログ「日日是好日」



先日
福山市内での仕事が終わり
次の予定まで3時間余りの時間があったので
フラッと「シネマモード」に立ち寄ると
まさにちょうどのタイミングで上映される
作品がありました。
リサーチゼロで見たそれは
希林さんの遺作にして海外デビュー作となった
令和元年8月公開のドイツ映画

『命みじかし恋せよ乙女』

です。ストーリーはオフィシャルHPから。

「酒に溺れ仕事も家族も失ったドイツ人男性のカールの元へ、突然、ユウと名乗る日本人女性が訪ねて来るところから始まる。風変りな彼女と過ごすうちに、人生を見つめ直し始めるカールだったが、その矢先、彼女は忽然と姿を消してしまう。ユウを捜しに訪れた日本で、カールがユウの祖母から知らされたのは、驚きと悲哀と感動に満ちた物語だった―。」



▲予告編(2分)YouTube



オープニングは気味の悪い
日本の「妖怪イラスト」から始まりました。
ドイツと日本の接点が
少々わかりづらい点がありましたが
親と子、家族の確執がテーマになっていて
民族を問わず共通の課題をそれぞれの
文化的側面から表現されていました。
さらにスピリチャルな視点からは
子供のころの負の感情を
抑えつけたまま大人になり
抑えられた負の感情が癒やされないままだと
人生がうまくいかなくなるという
「インナーチャイルド」
へのアプローチの大切さが盛り込まれています。


ちなみに
「命みじかし恋せよ乙女」は
大正3年(1915年)にヒットした
「ゴンドラの歌」という歌謡曲の一節です。




「ゴンドラの歌」は昭和27年(1952年)
黒澤明監督作品『生きる』のなかで
志村喬さんが歌うブランコでの
シーンが印象的です。
そのシーンとあわせ
ダンスホールでの切実な表情が特別に痛々しく
取り囲むギャラリーの表情も
独特な雰囲気を醸す場面。
たしか『生きる』を始めてみたのは25歳の頃。
民放で放映された当時
十二指腸潰瘍を患っていて
胃ガンに苦しむ主人公と境遇が重なっていた
シュールな状況に恐怖を感じたものです。


▲映画『生きる』から(4分36秒)YouTube



いみじくも
希林さんの遺作となったこの作品ですが
表情はとても生き生きしていて
とても死を覚悟した様子は感じられません。
その
お悟りあそばしたご様子に心を打たれ
いつのまにかスクリーンが見えなくなるほど
涙が溢れていました。
志村喬さんの死を覚悟した演技と
実際に死を目の前にした希林さんの演技が
シンクロするこの作品。
監督のドーリス・デリエは希林さんを
以下のように賞賛しました。

「人生の美しさと残酷さを描く本作において、樹木希林の、その女優人生最後となったシーンはまるで彼女が私たちへ遺したメッセージのようでした。」



▲『“樹木希林”を生きる』公式サイト


ところで
映画『“樹木希林”を生きる』は
希林さんの最後の日々を追ったドキュメンタリー作品。
初めて長期密着取材し
平成30年9月26日に放送された
NHKの同名ドキュメンタリー番組に
未公開映像を加えて再編集され
先月10月4日に劇場公開されました。
広島地区では11月15日から八丁座において
上映が予定されています。
公開が楽しみです。



▲八丁座情報



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