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しあわせ色

2021年07月04日 | スピリチュアル日誌



その日の空気感は
朝の散歩に出る前にわかりました。
「あ~今年も夏になったな~!」
6月30日の早朝の感想です。
そして7月に入り
梅雨らしい日が続いています。


さて
散歩に出る前の数分間
和室でゆったりと坐っていると
色(いろ)ってなんだろう?
という思考が沸いてきました。
色は

赤色
青色
黄色

など名称はついていますが
おおよその印象に名称をつけているだけで
実際に色とは何かを考えると
言葉で説明することはとても難しい。



たとえば
赤色を見たことがない人が居たとして
その人に赤色について説明するには
どうようにすればよいのでしょうか。
「トマトの色」
と言ってもその人にはトマトは
そのものにしか見えません。
青色は
「晴天の空の色」と言っても
空は空であって青色が何かは伝わらない。
青色という概念がないからです。



あくまでも
色彩は概念であって
人それぞれ違うものを観ていて
言葉に表現しても
それそのものを共有することはできません。
つまり言葉は
おおよその印象しか表現できない
ということです。



ある人が
しあわせ色って知ってる?
といいます。
そんな色
見たことも聞いたこともありません。
その人は
「君の目の前にある」と言い張ります。
いろいろと説明してもらうんですが
どんなに目を凝らしても
薄目にしても見えません。
まるで
裸の王様になった気分。



でもどうやら
「しあわせ色」は本当にあるようです。
目には見えず
耳にも聞こえず
味わうこともできないけれど
常に今もあり続けているようです。
「しあわせ色」は他の色と同じく
知るものではなく感じるもの。
そして
探すものではなく探されていることに
気付くことらしいのです。
赤色を知っている人には
探さなくても見た瞬間
目に飛び込んできますもんね。



でも
どうしたって探してしまうのが
人の性というもの。
そんなわけで
梅雨のジメジメした休日の朝も
読書から始まります。


よい休日を。
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