▲SYD伊勢青少年研修センター
「縁」というのは不思議なものです。
どういうわけで人と人は出会うのか。
そこに力学的な法則でもあるかのように
縁の糸は紡がれていきます。
出会いは
ご先祖が引き合わすという人もいれば
潜在意識のチカラだという人もいる。
「袖すれあうも多生の縁」は
起こることすべては単なる偶然ではなく
深い因縁によって起こるものという
仏教的な教えに基づくことわざです。
すべては必然の仕組みの中での出来事だ
とわかれば縁の大切さは言わずもがな
ということでしょうか。
さて
毎年この時期になると
12月の中旬に執り行われる神宮の
月次祭
のことを思い出します。
神宮は
年間1500回挙行される祀りのなかで
6月、12月の「月次祭」と
10月の「神嘗祭」を三節祭として
最も格式高く執り行われています。
毎年300名程度でしょうか
奉観を希望する者には門戸が開かれていて
松明の下、神官の厳かな足音が響く
神宮の境内の様子を間近に観ながら
我が国の歴史の深さ、伝統文化の美しさを
感じることができます。
10年前
就農時に作付けした米の銘柄が
いせひかり
でした。
それまで
伊勢に関心をもったこともなく
伊勢がどのあたりにあるのかも
あやふやな状態だったものが
まさにここから伊勢と繋がり
修養団の特別講習会に
毎年のようにお邪魔するようになりました。
特別講習会は
プログラムの中で
月次祭を奉観し、奉観前に禊をし
そして御垣内参拝を行うという
なんとも贅沢な内容です。
いわゆる観光目的では味わえない
まさに有難いご縁をいただきました。
この10年のなかで
20年に一度の遷宮に関わる
「御白石持行事」「大神嘗祭」など
一生の思い出になるようなご縁も
いただくことができました。
今年はコロナ禍のため
細心の注意を払いながらの
講習会になると思います。
大きな時代の変化を感じる昨今
関心を持たれた方が多く参加されることを
願っています。
今年も地元、広島から車で参ります。
片道約6時間ですが
伊勢とのご縁は時間と距離を超越する
不思議なチカラを感じます。
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