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社会実験のための数式

2020年04月22日 | いろいろ日誌
現在のわたしたちのくらしは
ある数式を基に司られています。
それは
実行再生産数
という聞きなれない方程式を基本に
組み立てられています。
つまり
ひとりの感染者が何人に感染させて
その数を減らすためにはどうすれば良いのか
ということの基本になる数式のことです。


基本再生産数⇨Ro=2.5
実行再生産数⇨Re=(1−P)Ro<1 P>1−1/Ro=3/5=0.6



ちなみに
実行再生産数は基本再生算数が基にありますが
ここでいう「2.5」という数字は
ドイツにおいてパンデミックに陥った数値が
参考になっています。
つまり
ドイツではひとりが2.5人に感染させた
ことが分かったあたりから
大幅な感染者増が始まったというわけです。
この数値を越えないようにすることが
喫緊の課題です。


元データの信憑性についても
疑問の余地があるものの
方策を建てるうえでドイツを基準したことが
この数式の根拠になります。
したがって
地理的、文化的な内容は一切考慮せず
ただ数値だけでもって対策を講じたわけですので
結局のところ時間の経過を待つより他はない
とも言えるかも知れません。


数式のなかで
0.6とあるのは現状の人々の接触率を
約60%程度に収めれば感染拡大が防げるかも知れない
という理論上の数値です。
しかしながら
実行目標として、それ以上を掲げておかないと
全体の数値をコントロールできないという思惑から
最低70%、出来れば80%の接触削減数値が
出されたものだと推察されます。


自粛生活でストレスもたまり気味ですが
大きな社会実験中であるということを知り
参加者意識
を持ってすると現状を少し積極的に
捉えなおすことができるのではないか
と思います。

なお
さらに詳しい内容については
以下の動画をおすすめします。


▲須田慎一郎「ニューソク」

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