女房の浮気は大歓迎なのだ。
これは、結婚した時から女房に何度も言ってある。
結婚したからといって、女房を拘束したくない。
自分の生き方に疑問を感じる時がある。
勿論、自分より優れた人は山ほどいる。
しかし、どのようにすれば、自分がもっとすばらしくなれるのかが、わからない。
圧倒的に、僕より素晴らしいという人に出会いたい。
できれば、その人の弟子になりたい。
女房にはどんどん浮気をしてもらいたい。
もっと、自由に生きてほしい。
僕より魅力がある男がいて関係を持てるなら、浮気をされるのは当然のことだ。
そして、その浮気の相手のどの部分が、どのように僕より優れているのかを教えてもらいたい。
僕のどの部分が足りないのかを教えてもらいたい。
そして僕はその足りなさを女房に詫び、
その人を女房に紹介してもらって、僕はその人の弟子になりたいのだ。
なりたい自分の明確なイメージが持てれば、多分そうなることはできるはずだ。
明確なイメージが持てれば、僕はもっとできるはずだ。
そして、絶対的に僕を選んでくれるはずだ。
僕が能力も魅力もないクソみたいな男ならば、女房を拘束する権利はない。