13🐕イヌ🐕
何かを「続ける」ということは、簡単なようでいて難しい。
ダイエットをしよう、
早起きをしよう、
勉強をしよう、
そう決めては、挫折してしまうものだ。
🐕イヌ🐕
彼らもまた、人間とは切っても切り離すことのできない動物である。
彼らの強みは、その持久力にある。
犬の先祖にあたるオオカミは、獲物を見つけると群れで何時間、何日も包囲してトドメを刺す。
現代のイヌたちにもその能力は引き継がれており、
犬ぞりをひくシベリアンハスキーは、8時間で160kmも走り続けることができる。
二日間休まずに走り続けたという記録もある。
自分で初めて南極点に到達した探検家のアムンゼンは、
移動手段に犬ぞりを選んだことによって、
馬や雪上車で南極点を目指したスコットよりも先んじることができたと言われている。
また、イヌは芸を覚えることもでも秀でている。
"お手" や "おすわり" はもちろんのこと、
後ろ向きに進んだり、後ろ足だけで立てダンスをしたりすることもできる。
2010年には、体重わずか3kgのチワワが警察犬の試験に合格し、
見事、警察犬となっている。
積み重ねた努力は決して裏切らない。
どんな小さなことでも、「続ける姿勢」が人を成長させる。
それが、
マネできない芸や特技、あるいは魅力となって、
人をひきつけていくようになるのだ。
🌸見つめ合うことで幸せになれる🌸
イヌを飼ったことがある人は、イヌが何か語りかけてくるかのように
人の目をじっと見つめていることを知っているだろう。
野生の多くの動物において、見つめ合うことは「敵意」のあらわれだ。
森の中で猛獣に出会ってしまったときは、
目を合わさずに後ずさりするべきだし、
ネコと平和な関係を築きたかったら、目をそっとそらしたほうがよい。
しかし、イヌは例外だ。
見つめ合うことが、まったく別の意味を持つことがわかっている。
イヌと飼い主が見つめあうと、
両者ともに「オキシトシン」と呼ばれる
愛情や絆の形成に関係するホルモンが、
上昇していることがわかったのだ。
これは、イヌが狩りなどで、人間と目を合わせてコミニケーションをとっていたことから習得した
能力だと見られている。
実際、同じ実験をオオカミで行ってみたとき、
飼い主・オオカミともにオキシトシンの上昇は見られなかった。
見知らぬ人と交流した時は15〜25%、
知り合いと交流すると25〜50%、
子供やパートナーなどの家族だと50%以上のオキシトシンが分泌されると言われている。
実験では、イヌたちは平均して飼い主との交流で57.2%のオキシトシンを分泌した。
これはイヌたちが飼い主を深く愛していることを証明している。
また、犬はいい人と悪い人を行動から見分けていると考えられている。
飼い主が助けを求めたときに親切にふるまった人に対しては好意をあらわし、
手を差し伸べなかった人を無視する。
イヌは実によく人を観察しているのだ。
飼い主の言葉もよく理解している。
芸を覚えるときだけでなく、イヌは飼い主に褒められると、心から喜んでいることがわかった。
重要なのは、単語の意味とイントネーションで、
褒め言葉を聞いている最中のイヌの脳をMRIで見ると、
褒め言葉に対して左半球の脳が反応し、
褒めるイントネーションに右半球の脳が反応していることが、わかったのだ。
ただし、脳の報酬を司る部分は
「褒め言葉を、褒めるイントネーション」
で聞かないと反応しなかった。
つまり、言葉だけではいけないということだ。
イヌを褒めるときは全力で褒めてあげるといいだろう。
なお、飼い主に対してだけでなく、イヌのやさしさはすべての人間に平等に与えられる。
イヌは非常に共感力が高く、
初めて会った人でも感情を読み取ることができる。
イヌは泣いている人に対して、
その人が知り合いか否かを問わず寄り添って慰める、という本能がある。
このとき、賞賛やお礼などの見返りは一切求めていない。
同種の人間ですら、知らない人が泣いていても素通りしてしまうことが多いのに、
イヌはどんな人にも寄り添ってくれるのだ。
この愛情深さ、私たちも見習わなければならない。
🐕🍀イヌの豆知識🍀🐕
・法律上、オオカミは0.1%イヌの血が入っていればイヌとして飼育できる。
・中世ヨーロッパの貴婦人がイヌを連れて歩く理由はオナラをイヌのせいにするためだった。
・イタリアにはイヌを1日に3回散歩させなければいけないという条例がある。
・サウジアラビアでは男女の出会いを阻止する目的でイヌの散歩が禁止されている。
・警察犬となったチワワは、災害現場での生存者発見などの活躍が期待されている。
・イヌ用のコンタクトレンズ、イヌ用の抗うつ剤がある。
・イヌも猫舌。
(「LIFE 人間が知らない生き方」麻生羽呂、篠原かをりさんより)
何かを「続ける」ということは、簡単なようでいて難しい。
ダイエットをしよう、
早起きをしよう、
勉強をしよう、
そう決めては、挫折してしまうものだ。
🐕イヌ🐕
彼らもまた、人間とは切っても切り離すことのできない動物である。
彼らの強みは、その持久力にある。
犬の先祖にあたるオオカミは、獲物を見つけると群れで何時間、何日も包囲してトドメを刺す。
現代のイヌたちにもその能力は引き継がれており、
犬ぞりをひくシベリアンハスキーは、8時間で160kmも走り続けることができる。
二日間休まずに走り続けたという記録もある。
自分で初めて南極点に到達した探検家のアムンゼンは、
移動手段に犬ぞりを選んだことによって、
馬や雪上車で南極点を目指したスコットよりも先んじることができたと言われている。
また、イヌは芸を覚えることもでも秀でている。
"お手" や "おすわり" はもちろんのこと、
後ろ向きに進んだり、後ろ足だけで立てダンスをしたりすることもできる。
2010年には、体重わずか3kgのチワワが警察犬の試験に合格し、
見事、警察犬となっている。
積み重ねた努力は決して裏切らない。
どんな小さなことでも、「続ける姿勢」が人を成長させる。
それが、
マネできない芸や特技、あるいは魅力となって、
人をひきつけていくようになるのだ。
🌸見つめ合うことで幸せになれる🌸
イヌを飼ったことがある人は、イヌが何か語りかけてくるかのように
人の目をじっと見つめていることを知っているだろう。
野生の多くの動物において、見つめ合うことは「敵意」のあらわれだ。
森の中で猛獣に出会ってしまったときは、
目を合わさずに後ずさりするべきだし、
ネコと平和な関係を築きたかったら、目をそっとそらしたほうがよい。
しかし、イヌは例外だ。
見つめ合うことが、まったく別の意味を持つことがわかっている。
イヌと飼い主が見つめあうと、
両者ともに「オキシトシン」と呼ばれる
愛情や絆の形成に関係するホルモンが、
上昇していることがわかったのだ。
これは、イヌが狩りなどで、人間と目を合わせてコミニケーションをとっていたことから習得した
能力だと見られている。
実際、同じ実験をオオカミで行ってみたとき、
飼い主・オオカミともにオキシトシンの上昇は見られなかった。
見知らぬ人と交流した時は15〜25%、
知り合いと交流すると25〜50%、
子供やパートナーなどの家族だと50%以上のオキシトシンが分泌されると言われている。
実験では、イヌたちは平均して飼い主との交流で57.2%のオキシトシンを分泌した。
これはイヌたちが飼い主を深く愛していることを証明している。
また、犬はいい人と悪い人を行動から見分けていると考えられている。
飼い主が助けを求めたときに親切にふるまった人に対しては好意をあらわし、
手を差し伸べなかった人を無視する。
イヌは実によく人を観察しているのだ。
飼い主の言葉もよく理解している。
芸を覚えるときだけでなく、イヌは飼い主に褒められると、心から喜んでいることがわかった。
重要なのは、単語の意味とイントネーションで、
褒め言葉を聞いている最中のイヌの脳をMRIで見ると、
褒め言葉に対して左半球の脳が反応し、
褒めるイントネーションに右半球の脳が反応していることが、わかったのだ。
ただし、脳の報酬を司る部分は
「褒め言葉を、褒めるイントネーション」
で聞かないと反応しなかった。
つまり、言葉だけではいけないということだ。
イヌを褒めるときは全力で褒めてあげるといいだろう。
なお、飼い主に対してだけでなく、イヌのやさしさはすべての人間に平等に与えられる。
イヌは非常に共感力が高く、
初めて会った人でも感情を読み取ることができる。
イヌは泣いている人に対して、
その人が知り合いか否かを問わず寄り添って慰める、という本能がある。
このとき、賞賛やお礼などの見返りは一切求めていない。
同種の人間ですら、知らない人が泣いていても素通りしてしまうことが多いのに、
イヌはどんな人にも寄り添ってくれるのだ。
この愛情深さ、私たちも見習わなければならない。
🐕🍀イヌの豆知識🍀🐕
・法律上、オオカミは0.1%イヌの血が入っていればイヌとして飼育できる。
・中世ヨーロッパの貴婦人がイヌを連れて歩く理由はオナラをイヌのせいにするためだった。
・イタリアにはイヌを1日に3回散歩させなければいけないという条例がある。
・サウジアラビアでは男女の出会いを阻止する目的でイヌの散歩が禁止されている。
・警察犬となったチワワは、災害現場での生存者発見などの活躍が期待されている。
・イヌ用のコンタクトレンズ、イヌ用の抗うつ剤がある。
・イヌも猫舌。
(「LIFE 人間が知らない生き方」麻生羽呂、篠原かをりさんより)
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