9/15に、H28年度第2回蓮田市、白岡市、宮代町在宅医療・介護関係者連携会議が開催されました。昨年度までは、蓮田市で行っていた在宅医療連携推進事業というモデル事業のなかで、「協議会」という名称で、二市一町の在宅医療・介護専門職や行政関係者が集まり、地域で在宅医療・介護をどのように推進していけばよいか具体的な部分も含めて協議したり、多職種の研修などを行ってきました。
今年度からは、モデル事業ではなく、すべての市町村で同様の取り組みが求められています。当地域では昨年度までのモデル事業の流れもくんで、今年度意向も二市一町で同様の会を行っていく方針となりました。引き続き、私どもも行政の方々と相談しながら会に関わらせていただいております。今回はその2回目になります。今回の話題はICTです。昨年度から、協議会のなかでもICTをテーマとして講演・グループワークを行ったことがありました。今年度は具体的にICTをどのように地域で導入していくか試み始めているところです。少し話しがややこしくなりますが、在宅医療・介護における情報共有としてICTを推進していく方向性は国・県から打ち出されており、埼玉県はメディカルケア・ステーションというICTを導入する方向で、各医師会を支援している状況です。つまり、今後地区医師会単位でICT導入に取り組んでいくことになります。
今回は具体的に、メディカルケア・ステーションのデモなどを参加者全員で行い、どのようなシステムであるのかを共有しました。私自身は、SNSなどやったことなく、携帯もガラ系ですが、実際にやってみると容易であり、これならやれそうかなという感じでした。
今後、医師会のメディカルケア・ステーション試運用を当院が中心となり、まず行うこととなりました。この地域でどのようにICTを活用していくのがよいのか。医師会・行政の方々が中心となって推進していくわけですが、そのお手伝いをできればと考えています。