寿司屋が始めた魚介系まぜそば、そのお味は?
新橋駅烏森口を出てすぐの「新橋西口通り」に、2016年11月にオープンした「魚がしそば」。こちらは、立ち喰い寿司「魚がし日本一」の系列店で、新鮮な魚介類を盛り付けた「まぜそば」を提供する、ちょっと変わったお店なのだ。以前は神田駅前にも店を構えていたが閉店、今は新橋店のみ営業している。
旗艦メニューはアサリをたっぷり使った「魚がしそば(680円)」である。季節によるが、他にもシラスや海老、ねぎとろ、明太子、穴子など様々な具材に挑戦。さらに、1品100円というトッピングも、生卵や生海苔から、魚介類、オニオンスライス、パクチーまで10種類以上が用意されていて、どうカスタマイズしようかと店頭で悩んでしまう。
今回は大量のアサリと炙ったゲソを盛り付けた「炙りゲソそば」をチョイス。丼底には魚醤と牡蠣醤油をブレンドしたタレ。鰹節を使った香味油を効かせてあるのがポイントだ。具材と麺と一気に混ぜて啜っていく。麺も三河屋製麺の中太手もみ麺で、食べごたえ十分。異業種からのまぜそば参戦だが、よく練られた一杯である。
卓上には魚粉、昆布酢、それに変わりダネのハバネロが。これで味に変化を付けて食べ進めていく。また寿司屋らしく、付け合せの「ガリ」まで用意してあるのが嬉しい。最後は、具材を少し残した状態で、無料サービスの「鯛めし」をぶっこんで完食。想像を大幅には超えないが、新橋でちょっと変わった麺をご所望の方はぜひ一度。
<店舗データ>
【店名】 魚介系まぜそば専門店 魚がしそば 新橋本店
【住所】 東京都港区新橋3-21-2
【最寄】 JR東海道線「新橋駅」烏森口徒歩1分
★2020年2月29日をもって閉店。