最近は出店ペースがエゲツない野中家の「裏」
JR京浜東北線・西川口駅の西口から歩いて1分。駅前ロータリーの北側、繁華街の一角に2024年3月16日にオープンした「裏野中家」へ。コチラは大塚駅前にある家系店「野中家」のセカンドブランド。代表はかつて方南町にあった名店「桂家」に在籍し、志田家、輝道家、大﨑家を渡り歩いてきた家系界の風雲児・神田寛之氏である。
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なお2024年6月に蕨に「二代目野中家」、十条に「三代目野中家」、渋谷に「野中家直系川島家」を相次いでオープン。さらに今後も恵比寿や池袋に店舗を展開予定と勢いが止まらない。それにしても最近は西千葉の行列店「裏武蔵家」にあやかってか、青物横丁「裏大輝家」など家系界隈は「裏」がブームのご様子だ。
さて「裏野中家」だが、神田氏ゆかりの店の写真やTシャツが並ぶ店内は赤いL字カウンターに12席。麺メニューは豚骨醤油の「ラーメン」を主軸に油そば、つけ麺もラインナップ。それぞれ燻製と煮豚の2種のチャーシュー、味玉、京都知七の九条ネギ、ほうれん草、海苔、うずら、メンマ、キャベツ、キクラゲを追加可能である。
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またライスは100円で食べ放題。ほか炙りチャーシュー丼、目玉丼もあり一杯飲ることも出来る。今回は「燻製チャーシューラーメン 並(1200円)」に「味玉(100円)」を乗せ、さらに「ライス(100円)」も注文することに。なお家系ラーメンなので麺の硬さ、味の濃さ、脂の量を選べるが、初訪問なので全て「普通」でお願いした。
着丼までは7分ほど。店内の大きな寸胴で炊いたスープはトロミがあって濃厚な豚骨醤油。醤油のカエシは強すぎず、また豚骨スープも重過ぎず。野中家系列はヘビーでしょっぱ旨という評判だが、その中でライト寄りといったところか。もっとも、日や時間によるブレもあるだろうが40代の私には飲みやすく好きなバランスだ。
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鶏油も香り良くコクもあって流石という印象。このスープに合わせるのは家系御用達・酒井製麺の中太ストレート麺だ。固さを「普通」でオーダーしても柔らか目だがコシはしっかりあり、スープとの馴染みも良い。そしてお楽しみの燻製チャーシューだが、燻香はさほど強くなくちょっとパサついた感もあるが味は良い。
ほか黄身ネットリの味玉、海苔3枚、ほうれん草が乗る。ライスにはカウンター上の辛味ある「裏カッパ」が良く合う。そして卓上には豆板醤、胡椒、ニンニクに加え、王道家系列でお馴染みの極にんにく、極ショウガ、マヨネーズがあるのでお好みで乱舞を。あっという間に美味しく完食した。次回は煮豚チャーシューも頂きたい。
<店舗データ>
【店名】 裏野中家
【住所】 埼玉県川口市西川口1-9-1
【最寄】 JR京浜東北線「西川口駅」徒歩1分