横浜の名店の「淡麗塩ラーメン」を新橋で
JR新橋駅の烏森口から環状2号方面へ歩いて3分ほど。飲み屋街の一角で2022年5月9日から営業する「横濱 本丸亭 新橋店」へ。屋号の通り横浜は鶴屋町に本店を構える塩ラーメン専門店だ。創業者の金丸透氏は大阪「揚子江ラーメン」で修行後、大阪府箕面市で「丸亭」を25年営んでいたが心機一転、2000年に厚木市に移転した。
淡麗系の名店として名を馳せ、横浜をはじめ神奈川県内に数店舗を展開するも2020年に金丸氏が他界。現在は弟子たちが味を守っている。今回訪れた新橋店はL字カウンターに8席。麺メニューは「塩ら~麺」を軸に、旨辛の赤ダレ入り「赤丸塩ら~麺」、鶏チャーシュー・鶏つくね・鶏そぼろ入り「鶏三昧ら~麺」などを提供。
また夏季限定で1日20食限定の「賄い冷やし中華」も用意している。ほか鶏と豚のチャーシュー、塩煮たまご、バター、コーン、紀州南高梅、肉ワンタン、海老ワンタン、白髪ネギ、辛味ネギ、春菊なども追加トッピング可能だ。一方の飯モノにはミニまんま丼、お茶漬けセット、ごはんがあり一杯飲る事も出来る。
今回は「鶏三昧塩ら〜麺(1350円)」に「塩煮たまご(150円)」をトッピングし注文した。着丼までは7分ほど。澄んだスープはゲンコツ、鶏ガラ、丸鶏、焼アゴを使った清湯で、そこに塩味が過ぎぬ程度の塩ダレを重ねている。淡麗で旨味十分。そこに国産小麦100%という手もみ縮れ麺が泳ぐ。コシがありスープとの相性は抜群だ。
なお「鶏三昧」は、鶏モモ肉ロールのチャーシューが3枚、ジューシーなネギ入りの鶏つくねが5つ、そして鶏そぼろがトッピングされる。自信作の肉ワンタンは厚めの皮がモッチリで、かつチュルリと食感もよく美味である。そして珍しいトッピングの「春菊」は、アツアツのうちにスープに浸しておくのが美味しく頂くコツとのこと。
香りが良く鶏清湯との相性も最高なので、お好きな方はぜひ増量を。塩煮たまごは黄身がトロリとして良い味である。ほか白髪ネギ、刻みネギ、分葱が乗る。卓上には胡椒、柚子胡椒、酢があるのでお好みで味調整を。さすが鶏三昧は具沢山で満足度が高い。あっという間に完食した。次回は豚チャーシューも味わってみたい。
<店舗データ>
【店名】 横濱 本丸亭 新橋店
【住所】 東京都港区新橋4-15-8
【最寄】 JR山手線「新橋駅」烏森口徒歩3分