十条で會津・喜多方の麺と酒を
JR埼京線・十条駅を出てトレセン通りを西に歩く。上十条三丁目バス停そばに2019年8月にオープンした「會津・喜多方ラーメン 愛絆(すずな)」へ。ご主人は「坂内 小法師」で修業。本場さながらの旨い一杯が啜れると評判だ。店内はカウンター席よりテーブル席が多く、家族連れやグループ客でも楽しめるようになっている。
麺メニューは会津で近年推されているご当地麺「会津山塩ら~めん」をはじめ、喜多方・星醸造の醤油を使った「喜多方ら~めん」、會津清酒の酒粕が入った「味噌ら~めん」を提供。プラス100円で乱打切太麺に変更できるほか、トッピングも背脂、ワンタン、白髪ねぎ、コーン、生乳バター、ピンク色のエビ塩煮卵など豊富だ。
一方、サイドメニューは焼餃子、チャーシュー盛りに加え、会津天宝味噌を使った「もろきゅう」などを用意。また会津の地酒も充実していて、吉の川、弥右衛門、榮川、飛露喜、写楽、奈良萬、会津中将、会津娘、花春、山の井などなど網羅している。今回は「会津山塩ら~めん」に「エビ塩煮卵」を乗せてオーダーすることに。
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澄んだスープは豚骨清湯がベースで、そこに磐梯山の麓「大塩裏磐梯温泉」の温泉水を煮詰めて作った山塩を合わせている。山塩は味にトゲが無く円みがあるのでスープも優しい味に。物足りなく感じる方もいるだろうが、出汁の旨味をしっかり味わえる。麺は平打ちで縮れた中太麺で、食感もスープとの相性も抜群だ。
バラチャーシューは3枚。脂が強すぎず良い。屋号の「すずな」の焼印を押したピンクのエビ塩煮卵は、ほんのりエビ風味が香る。後味もスッキリと完食。なお、券売機で売られている復興支援の「愛絆ちゃんキーホルダー(600円)」は会員証で、いつでもチャーシュー2枚がサービスされるそう。元が取れそうな方はどうぞ。
<店舗データ>
【店名】 會津・喜多方ラーメン 愛絆(すずな)
【住所】 東京都北区上十条3-29-6
【最寄】 JR埼京線「十条駅」徒歩4分