MANNISHの背脂系FC店で背徳の夜を
JR日暮里駅の北口から徒歩5分。西日暮里駅からも歩いて6分ほど。尾久橋通り沿いで2022年7月19日から営業する「コッテリの塩らー麺専門店 MANNISH」へ。コチラは淡路町に本店を構える人気店「塩生姜らー麺専門店 MANNISH」のフランチャイズ店で、町屋駅そばにあるカラオケ店「メロディランド」が運営している。


屋号に「コッテリの」とあるが、コチラではMANNISHグループの「秘伝の塩だれ」を使ったスープに背脂をたっぷり浮かべた塩ラーメンを提供している。店内はカウンター3席とテーブル12席の計15席。券売機で食券を購入すると自動で厨房にオーダーが飛ぶので、番号の書かれた食券を持って配膳まで席で待つシステムだ。
麺メニューは「コッテリの塩らー麺」を主軸に、あっさりの塩らー麺、コッテリのねぎだく醤油らー麺、自家製ラー油の担々麺、コッテリの味噌らー麺をラインナップ。さらにYoutubeチャンネル『SUSURU TV.』で、SUSURU氏が訪問した際にカスタムした一杯を「SUSURU TVに出てたらー麺」として提供もしている。


コレは「コッテリの塩らー麺」に味玉、ねぎ多め、背脂こてりをトッピングしたもので、なかなかジャンクな一杯だ。また、この日は限定で「油そば」や、燕三条らー麺、あっさりの漬けそば、濃厚味噌つけ麺も用意していた。麺類はそれぞれチャーシュー、味玉、チーズを追加でき、メンマ、海苔、わかめ、ねぎ増しも可能。
一方の飯モノにはライス、ミニネギチャーシュー丼、ミニチャーマヨ丼があり、ランチタイムは小ライスが1杯無料になるサービスも。さらにチャーシューやメンマなどをツマミに、ビールやハイボール、酎ハイ、サワー、梅酒などを飲ることも出来る。せっかくなので今回は「SUSURU TVに出てたらー麺(1250円)」を注文した。


待つこと8分ほどで着丼。表面が背脂に覆われており重そうに見えるが、スープ自体は豚骨ベースの清湯にMANNISH秘伝の塩ダレを重ねたアッサリ系だ。背脂のコクと甘味はあれど、スープがライトなので嫌な重さを感じることなく飲み干せる。そこに合わせるのは三河屋製麺製の中太縮れ麺。少しゴワっとした食感で食べ応え十分だ。
背脂の下に隠れたチャーシューは低温でじっくり火を入れた豚ロース肉で、ホロホロ柔らかく良い味だ。一方で増量したネギは、あえてなのか雑なのか「白髪ネギ」の域を超えた太さで、しかも喉に刺さるほどに固い。私はネギ好きなので辛味が強い点も含め楽しめたが、万人受けする太さとは言い難い。この辺りはスタッフによりけりか。


味玉は黄身ネットリで美味。ほか海苔、メンマ、ワカメがトッピングされる。卓上には一味、黒胡椒、ニンニク、豆板醤があるのでお好みで味調整を。店内POPに「背脂は重たくなりすぎないように処理しており」とある通り、嫌な重さを感じることなく完食した。背徳感の欲しい夜にはもってこいの一杯だろう。お好きな方はぜひ。
<店舗データ>
【店名】 コッテリの塩らー麺専門店 MANNISH 日暮里店
【住所】 東京都荒川区西日暮里2-40-3
【最寄】 JR山手線「日暮里駅」北口徒歩5分