町屋駅を「わざわざ降りる駅」にする一杯
東京メトロ千代田線と、京成本線、都電荒川線が交差する、荒川区の中心地・町屋。下町風情の残る都電沿いに、2015年9月にオープンした「中華そば 虎桜」へ。ご主人は「麺屋武蔵 厳虎(いわとら)」での修業を経て、自身が生まれ育った荒川区に「虎桜」を創業。家族連れ客も多く、地元にすっかり溶け込んでいる。
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ラーメンのスープは「黒だし」と「白だし」の2種類。「黒」はゲンコツ、背ガラ、大山鶏などを煮込んだ動物系出汁と椎茸を使用したスープで、生姜が香る一杯。一方の「白」は、動物と魚介のWスープに柚子の香り。「TRY=東京ラーメン・オブ・ザ・イヤー」でMIX部門新人賞に選ばれた逸品だ。どちらも旨く、いつも白黒決めかねる。
黒だしはコクのあるスープに、まろやかな醤油と生姜の風味。パツンパツンの食感の麺がよく合う。トッピングは、豚・鶏の2種のチャーシューも旨いし、穂先メンマの味付けも良いが、特筆すべきは「ワンタン」だ。エビとひき肉の2種で、皮も具材のプリプリ感も絶品である。最近、すっかり町屋駅で途中下車する回数が増えてしまった。
<店舗データ>
【店名】 中華そば 虎桜(こざくら)
【住所】 東京都荒川区荒川6-20-12
【最寄】 東京メトロ千代田線「町屋駅」徒歩4分