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肥宝館 -貧すれば丼する-

【本所吾妻橋】 中華そば 麦笑「特製 わんたん麺 醤油(1250円)」

モチモチの自家製麺が美味!「中華そば 麦笑」

都営浅草線・本所吾妻橋駅のA1出口から歩いてすぐ。浅草通り沿いで2022年6月22日から営業する「中華そば 麦笑」へ。運営するのは柏市などに「屋台とんこつらーめん めん吉」を展開する有限会社PASTOだ。代表の矢口雅樹氏は「利益よりも本当に体に優しく美味しいラーメンを」と、人生最後のチャレンジとしてコチラを出店。

その言葉どおり「めん吉」とは一線を画す無化調・無添加、そして店内の製麺室で手打ち手延べした麺を使った一杯を提供している。店内はカウンター8席と4人がけテーブル2卓、2人がけテーブル1卓の計18席。麺メニューは「中華そば」が醤油と塩の2種を用意しており、わんたん麺や背脂入りの「こってり中華そば」などもある。

ほか醤油清湯の「つけそば」と、この日は期間限定で「冷やしラーメン」も提供。それぞれチャーシュー3種、味付け玉子、あっさり白ネギ、唐辛子ネギ、太メンマ、のり5枚を追加トッピング出来る。飯モノにはご飯、卵かけご飯、台湾ルーロー飯、刻み焼豚ご飯があり、皿わんたんやチャーシューをツマミに一杯飲ることも可能だ。

今回は「特製 わんたん麺 醤油(1250円)」を注文した。着丼までは7分ほど。スープは筑波鶏の丸鶏とガラを炊いた出汁と、煮干や鰹節などの和風出汁を合わせたもの。そこに煮干、昆布、鯖節、干牡蠣などを使った醤油のカエシを重ねている。カエシは円みあり塩味も甘味も控えめ。出汁の旨味をしっかり感じられる。

そこに北海道産小麦の春よ恋、北ほなみを使った全粒粉入りの自家製麺が泳ぐ。極太でモッチモチ。コシもあり小麦の香りも良く、とても旨い麺でスープとの相性も良い。チャーシューは低温調理の肩ロース肉、ホロホロの煮豚、低温調理の鶏胸肉、よく煮込んで甘めのバラ肉の角煮が1種類ずつトッピングされる。

いずれも丁寧に調理された逸品だ。そしてワンタンは餡ギッシリの肉と海老が2つずつ。もちろんそのままでも良いが、卓上には黒酢、生姜油、ラー油とワンタン用の調味料が3種用意されているので、レンゲにとって自由演技で頂くのがよかろう。しかし利益率と見栄えが良いからか、最近はワンタン麺の店が増えたなぁ。

味玉にはマキシマムこいたまごを使用。オレンジの黄身がネットリとして濃厚で美味である。ほか、三つ葉、スプラウト、柚子皮、海苔、色紙切りのネギがトッピングされる。卓上には白胡椒と酢があるのでお好みで味調整を。優しい味かつ様々な工夫を凝らした一杯、あっという間に完食した。今度は飯モノも頂いてみたい。

<店舗データ>

【店名】 中華そば 麦笑(むぎわら)
【住所】 東京都墨田区吾妻橋2-2-4
【最寄】 都営浅草線「本所吾妻橋駅」A1出口すぐ

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