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肥宝館 -貧すれば丼する-

【両国】 汁麺屋 胡座「中華そば 並盛(980円)+味玉(150円)」

両国で啜るネオノス系の絶品中華そば

JR両国駅の東口から清澄通り方面へ歩いて4分ほど。両国第一児童遊園の脇を抜けた先、東京東信金そばの住宅街の一角で営業する「汁麺屋 胡座」へ。ご主人の西山重男氏は元寿司職人。リーマンショックで閉店した際に、この店の元オーナーと知り合い、2012年から2代目店主として店を切り盛りすることになったそうだ。

その後、西山氏が正式に店を買い取り内装やメニューに手をいれ、現在に至っている。清潔感ある店内は厨房を囲むようにカウンターに11席。麺類だが、レギュラーメニューとしては醤油清湯の「中華そば」、魚介豚骨の「濃厚つけ麺」、辛つけ麺、魚介塩つけ麺、濃厚塩の「味玉チャーシューつけ麺」、油そばをラインナップする。

このほか、数量限定で瀬戸内レモンラーメン、牛テールらーめんを。さらに月毎に変わる「季節の麺」も提供。1月は「海老の塩そば 正月バージョン」とのこと。それぞれチャーシュー3枚、味玉、長ねぎ、玉ねぎ、キャベツ、わかめ、メンマ、のり、牛すじを追加可能だ。ほか、チャーシューご飯、牛すじごはん、ライスも用意。

ビール、日本酒、焼酎、ハイボール、ウーロンハイに加え、瀬戸内に浮かぶ青いレモンの島=岩城島産のワックス不使用のレモンやライムを使ったサワーも飲ることが出来る。コチラは「つけ麺」も人気なので迷ったが、今宵は風が冷えるので「中華そば 並盛(980円)」に「味玉(150円)」をトッピングして注文することに。

待つこと10分ほどで着丼。スープは鶏ガラをベースに乾物や野菜を炊いた清湯に、円みある醤油のカエシを重ねている。素材の甘味を活かして旨味たっぷり。そこにカネジン食品製の中細ストレート麺を合わせている。コシがあって喉越しもよく、小麦の香りが口いっぱいに広がる旨い麺だ。スープとの相性も抜群である。

チャーシューは柔らかなバラ肉が2枚。タレがしっかり染みているが塩味は強くなく、肉の旨味を存分に楽しめる。味玉は黄身ネットリで美味。ほかメンマ、海苔、彩りの水菜、ナルト、ネギが乗る。卓上には七味と黒胡椒があるのでお好みで。ノスタルジックな丼相だが技巧が詰まった一杯、美味しく完食した。次回はぜひ「つけ麺」を。

<店舗データ>

【店名】 汁麺屋 胡坐(あぐら)
【住所】 東京都墨田区両国4-35-1
【最寄】 JR総武緩行線「両国駅」東口徒歩4分

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