つけ麺界のサラブレッド「つけ麺 一滴」
JR金町駅の北口から徒歩約3分。理科大学通り沿いに2023年6月8日にオープンした「つけ麺 一滴」へ。店舗は4月に閉店した「東京 家系ラーメンYeah K」の跡地に居抜きで入った形だ。ご主人は竹ノ塚の人気店「つけ麺 和」の出身で、「和」は亀有「つけ麺 道」出身。そのサラブレッド的な系譜も手伝い、連日行列を作っている。
店内はL字カウンター8席のみ。行列時は先に食券を購入し、店の前の電柱を先頭に通りに沿って並ぶシステムだ。麺メニューはつけ麺、辛つけ麺、特製つけ麺、混ぜそばを用意。味玉、チャーシュー、メンマ、海苔などを追加トッピング可能で、プラス100円で麺中盛、200円で大盛にグレードアップすることが出来る。
なお麺類1つにつき「ニンニク醤油」か「柚子胡椒」のいずれかの薬味が無料で付いてくるほか、麺大盛だとスープの追加が1回まで無料という。ほか、飯モノにはライスやチャーシュー丼を提供している。今回は麺量ではなくトッピングを重視して「特製つけ麺(1200円)」を並盛で注文。薬味は「柚子胡椒」でお願いした。
この日は先客4名が外待ちしていたが、行列中に食券を渡していたので、着席から4分ほどで麺線整った皿が配膳された。豚骨魚介のつけ汁は豚感が強いクリーミーな飲み口。濃厚だが仄かな酸味もあって重すぎず。そこにカネジン食品製のコシが強い太麺を浸し啜り上げていく。このタイプのつけ麺の中ではかなりハイレベル。
チャーシューは燻した豚ロースが2枚とバラ肉1枚で、肉の旨味が凝縮されており絶品だ。味玉は黄身ネットリで美味。ほか、海苔3枚、柔らかな太メンマ、笹切りのネギが乗る。最後は卓上のポットに入った魚介風味の割スープを注ぎ、柚子胡椒も溶かして美味しく完食した。いやはや最近の金町は良店が増えて嬉しい限りだ。
<店舗データ>
【店名】 つけ麺 一滴(いってき)
【住所】 東京都葛飾区東金町1-11-4
【最寄】 JR常磐緩行線「金町駅」北口徒歩3分