名店「ラーメン いいかお」が亀有へ移転
都電荒川線・庚申塚駅そばでカウンター4席のみながら大変な人気を博していた「ラーメン いいかお」がこの冬、JR亀有駅そばに移転した。南口から徒歩3分ほど、商業ビル「リリオ壱番館」の南側の路地で2024年12月17日から営業中だ。ご主人の早川文雄氏は惜しまれつつ閉店した秋葉原「福の神食堂」の元スタッフである。
店内はカウンターのみ8席。麺メニューは醤油ラーメン、にぼし白醤油ラーメン、八丁味噌らーめんの3種をラインナップ。それぞれ肉増し、味玉を追加トッピング可能だ。なお券売機には限定のボタンもあるので今後が楽しみである。またサイドメニューにはライス、玉子かけごはん、そして「海ぶどう」もあり一杯飲ることも可能だ。
白醤油も評判が高いが、今回は「醤油ラーメン」を味玉+肉増しの特製(1350円)で注文した。着丼までは8分ほど。スープは名古屋コーチンを主軸に信玄鶏、豚ゲンコツなどを使った動物系と、煮干し、節、羅臼昆布などを炊いた煮干し系スープを合わせたもの。鶏と豚の旨味が余す所なく抽出されている一方、煮干しや節の香りもしっかり。
トゲの無い醤油のカエシがまたドンピシャで、レンゲを持つ手が止まらない。そこに菅野製麺所製の中細平打ち麺を合わせている。しなやかで歯切れも良く、スープとの相性は抜群だ。チャーシューはレアな豚肩ロース肉が2枚、豚バラ肉が1枚、厚切りの鶏むね肉が1枚。どれも柔らかで肉の旨味を存分の楽しめる逸品だ。
味玉は濃厚な味になるように、あえて名古屋コーチンのSサイズ卵を使用しているそう。黄身ネットリで美味である。ほか、太メンマ3本、刻んだ九条ネギと長ネギがトッピングされる。卓上には黒胡椒と一味があるのでお好みで。最後まで美味しく頂いた。いずれ白醤油も八丁味噌もぜひ啜ってみたい。限定も楽しみである。
<店舗データ>
【店名】 ラーメン いいかお
【住所】 東京都葛飾区亀有3-27-4
【最寄】 JR常磐緩行線「亀有駅」南口徒歩3分