福島二本松「若武者」の首都圏2号店
東武線・新越谷駅の西口から歩いて2分ほど。JR武蔵野線の高架沿いに2023年4月18日にオープンした「麺処 若武者 KOSHIGAYA」へ。本店は福島県二本松市にあり、ラーメンWalker福島で2年連続1位を獲得して初の殿堂入り。また海外でも数々の受賞歴を持つ実力店だ。首都圏への出店は「麺処 若武者 ASAKUSA」に次ぐ2店目となる。
なんと初日営業後に厨房の配管工事の不備が発覚。1ヶ月以上営業を停止し5月24日から再開した。店内は カウンター16席に加え、4人掛けボックス席と小上がりで30席ほど。 麺メニューは塩鶏中華そば、醤油鶏中華そば、濃厚福島鶏白湯、特濃旨辛福島鶏台湾、味噌鶏中華そば、辛味噌ラーメンの各種ラーメンをラインナップ。
さらに福島鶏白湯の「つけそば」「まぜそば」も用意している。また、それぞれ「特製三種肉盛り」にグレードアップ出来るほか、海老入り肉ワンタンも追加可能。ラーメン用の和え玉もある。このほか、飯モノはライス、名物岳温泉卵ぶためし、ほぐしチャーシュー丼、チャーシューマヨ丼、チャーハンなどを提供している。
さらに餃子、四川麻婆豆腐、エビチリ、からあげ、ゴロチャーシュー野菜炒め、肉味噌豆腐、焼肉といったツマミ類も充実。ビール、ハイボール、サワー、焼酎など酒類も取り揃えており、居酒屋使いも出来る。今回はメニューに『当店一番人気』とある「塩鶏中華そば」を特製三種肉盛り (1250円)でオーダーすることに。
着丼までは6分ほど。大判のチャーシュー三種が丼淵に並べられ豪華な丼相である。スープは丸鶏を丁寧に炊いた出汁に、帆立、北寄貝、蜆、蛤、浅利の5種の貝の出汁を重ねた清湯だ。鶏の旨味に貝の強いコクが加わり旨いスープである。塩ダレは少々強めに効かせてあるが、出汁の旨味とコクが強いのであまり気にならず。
合わせる麺は羽田製麺製の中細ストレート麺。麺肌はツルツルで、しなやかでコシもある。おそらく内麦で全粒粉も使っているようで、小麦の香りもよく旨い。スープとの相性も抜群だ。チャーシューは低温調理で生姜の効いた鶏胸肉と、噛み応えある厚めの豚バラ肉、甘めのタレが染みた柔らかな豚ロース肉の3種が3枚ずつ。
いずれも肉質しっかりで食べ応えがあり、味付けも良い。味玉は黄身ネットリ。ほか、シャキシャキの青菜、柔らかなメンマ、ナルト、刻みネギがトッピングされる。スープまで美味しく完食した。メニューの豊富さに加え、月~金は深夜営業、日曜は昼夜通し営業という使い勝手の良さも魅力だ。今度は白湯狙いで訪問しよう。
<店舗データ>
【店名】 若武者 KOSHIGAYA
【住所】 埼玉県越谷市南越谷4-5-1
【最寄】 東武スカイツリー線「新越谷駅」西口徒歩2分