日本橋から大塚へ。昼限定の絶品らあめん
JR大塚駅北口から歩いて3分ほど。2020年2月5日にオープンした「らあめん あじるく」へ。元々は日本橋で古民家バルとして営業していたが、店舗老朽化などを理由に大塚へ移転。夜は「HuQu(ふく)」の屋号で創作料理と日本酒を。そしてランチタイムは、日本橋時代と同様にラーメンを提供している。これがまた評判がすこぶる高い。


ラーメンは「秋刀魚節醤油らあめん」と「焼鯵煮干し塩らあめん」を週替わりで提供している。訪れた週はメインが秋刀魚節醬油で、冷やしが「塩」、限定麺は「玉蜀黍と煮干しのらあめん マスカルポーネ添え」をラインナップ。今回は「秋刀魚節醤油らあめん(900円)」にプラス100円し、お茶漬け用ご飯セットでオーダーすることに。
待つこと6分ほどで麺線美しい一杯が到着。秋刀魚節主軸のスープは、節の香りと旨味を存分に楽しめる醬油清湯だ。丁寧に出汁が取られていて臭みは皆無。醬油のカエシはカドが無く、円みのある飲み口に仕上がっている。そこに合わせるのは三河屋製麺の中細麺。パツッとした歯ざわりで、スープとの相性も抜群だ。


トッピングも丁寧な仕事が光るものばかり。チャーシューは低温調理の豚肩ロースと鶏胸肉。どちらも肉の旨味が凝縮され絶品。ワンタンは豚肉と五香粉だろうか、八角など香辛料の香りが効いていて旨い。味玉は温泉玉子のように白身までトロトロ。ほか、レンコン、スライスレモン、色紙切りのネギ、葉山椒、海苔が乗る。
スープを飲み干してしまいたいのをグッとこらえ、最後はお茶漬け用のご飯に回しかける。ご飯は麦飯で、チャーシュー、スプライト、ワサビなどが乗る。出汁の旨さが際立ち、一気に掻き込んでしまった。和食居酒屋ならではの安らぐ空間と、落ち着いた接客に静かな調理。充実のランチタイムとなった。次は塩の週に来よう。
<店舗データ>
【店名】 らあめん あじるく
【住所】 東京都豊島区北大塚1-19-1
【最寄】 JR山手線「大塚駅」北口徒歩3分