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肥宝館 -貧すれば丼する-

【千葉 葭川公園】 屋号なし「特製ラーメン(1300円)」

千葉の繁華街で存在際立つ屋号なしの名店

千葉都市モノレール・葭川公園駅から徒歩4分ほど。京成千葉線・千葉中央駅からも徒歩圏内。吾妻町通り=旧佐倉街道沿い、三恵シティホテルの隣で2020年12月5日から営業する通称「屋号なし」へ。というのも店名や看板が一切なく、ネット上では「屋号なし」や「店名なし」、「池田です!(仮)」などと呼ばれているのだ。

コチラはかつて船橋市の東海神駅そばで営業していた人気店「零一弐三(すうじ)」が2020年末に惜しまれつつ閉店し、10か月の時を経て移転オープンした店である。ご主人の池田将太郎氏は千葉県市原市の二郎インスパイア系「ちばから」、板橋区志村坂上の煮干しの名店「中華ソバ伊吹」と、方向性の違う行列店で修行。

ちばからの豚、伊吹の煮干しと2つの武器を引っ提げ独立創業した。店内はカウンター8席と、横並びで座る2人がけテーブル1卓の計10席。行列時は先に券売機で食券を購入し、店内で並んで待つことに。麺メニューだが、当初は煮干を前面に押した濃厚中華そばを提供していたのだが、2024年7月から一部メニューをリニューアル。

濃厚系ラーメンは煮干しベースから豚骨メインに切り替わった。そのため現在の主軸は濃厚豚骨の「ラーメン」で、煮干し中華そば、まぜそば、つけ麺もラインナップ。それぞれ青ネギ、キクラゲ、生卵、海苔5枚を追加トッピング可能だ。なお麺量はラーメン類とまぜそばが並盛が200gで、プラス50円の中盛が250g、100円の大盛で350g。

一方のつけ麺は並盛220g、プラス100円の大盛で440gとなっている。このほか「そのまま食べれる替玉」も用意している。今回は「特製ラーメン(1300円)」を並盛で注文することに。先客は10名ほどで、並んでいる間に食券を渡していたので、着席してからは5分ほどで着丼。並び初めからは20分ほどでの対麺となった。 

トロミのあるスープは豚骨をじっくり炊いた白湯で、ほのかに獣臭があり旨味は濃厚。醤油のカエシは過不足なくドンピシャのチューニングだ。そこに平打ちの太麺が泳ぐ。モチモチでスープとの相性は抜群。箸もレンゲも止まらない。チャーシューは鶏胸肉が2枚、豚バラの煮豚が2つ、レアな豚肩ロース肉が1枚乗る。

鶏胸は厚切りでしっとり。バラ煮豚はホロホロで、肩ロースは肉の旨味を存分に楽しめる。ほか黄身がトロリとした味玉、食感の良いキクラゲ、海苔3枚、分葱がトッピングされる。麺もスープも具材も美味しくあっという間に完食した。なおコチラはお取り寄せにも力を入れていて「宅麺」で殿堂入りも果たしている。お好きな方はぜひ!

<店舗データ>

【店名】 屋号なし
【住所】 千葉県千葉市中央区中央3-9-14
【最寄】 千葉都市モノレール1号線「葭川公園駅」徒歩4分

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