肥宝館 -貧すれば丼する-

【赤土小学校前】 まる文「まる得つけ麺 大(1100円)」

荒川区東尾久に潜む自家製麺・無化調の佳店

日暮里舎人ライナー・赤土小学校前駅から徒歩3分ほど。都電荒川線・東尾久三丁目停留所からも徒歩圏内。尾久橋通りの東尾久本町通交差点そばにある「まる文」へ。ご主人は東池袋大勝軒の流れを組む「麺屋大斗」での修業を経て、2015年1月に創業した。ホールは奥様だろうか。柔らかい雰囲気の接客が印象的だ。

麺メニューは鶏豚骨魚介の「つけ麺」と「らーめん」が主軸だ。どちらも並・中盛まで同料金で、プラス100円で大盛・特盛まで増量可能である。ほか、まぜそば、辛まぜ、スパイスカレーつけ麺もラインナップ。また、ライスに加えて、相模原市の井上養鶏場の有精卵「さがみっこ」を使った玉子かけご飯(270円)も提供している。

なお、らーめん・つけ麺はプラス200円で味玉、チャーシュー4枚、海苔2枚が盛られた「まる得」にグレードアップ可能という。つけ麺の麺量は、いずれも茹でる前で並200g、中300g、大400g、特大550gだ。今回は店イチオシの「まる得 つけ麺」を大盛でオーダーすることに。怯んで特盛にしなかった辺りに自身の衰えを感じる…

つけ汁は濃厚な鶏豚骨魚介出汁で、化学調味料は不使用。魚介の風味が香ばしく少しビターで、動物系出汁がしっかりと味を下支え。それぞれの素材の旨みが凝縮されており良い味だ。粘度は高すぎず、甘みも控えめなので、後味がしつこくないのも好感度が高い。そこに、店奥の製麺機で紡いだ太麺を浸して啜り上げていく。

麺のつなぎには有精卵「さがみっこ」を使っているそうで、小麦の風味も相まって美味。麺肌はツルリとして、コシもあり旨い。チャーシューは豚バラロールと肩ロースが2枚ずつ。箸で解れる柔らかさなので、麺に絡ませて啜っていく。ほか、トロリとした黄身の「さがみっこ」の味玉、材木メンマ3本、刻みネギがつけ汁にイン。

卓上には魚粉、一味、黒胡椒、山椒、煮干し醤油たれ、ニンニク、酢と数多くの味変ツールが置かれているので、お好みでどうぞ。最後は卓上のポットに入った和出汁の割りスープを注いで完食した。尾久本町通り商店街に潜む地元密着型の佳店。「らーめん」や「まぜそば」も旨そうなので、また啜りに来るとしよう。

<店舗データ>

【店名】 まる文
【住所】 東京都荒川区東尾久2-49-9
【最寄】 日暮里舎人ライナー「赤土小学校前駅」徒歩3分

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