明大前で人気の喜多方インスパイア
京王線・明大前駅の中央口を出て、松原大山通り方面へ徒歩2分ほどの「中華そば きび」へ。かつて「きび」は神田小川町や品川駅前の品達にも店舗を構えていたが、人手不足などで既に閉店。現在は目黒「鶏そば きび」が残っている程度だ。明大前店は2015年12月にオープン。界隈で高い人気を誇っている。
店内はカウンターは数席のみで、大半がテーブル席。明大生のグループ客などで閉店間際まで賑わっている。女性客も結構多いようだ。麺メニューは中華そばが清湯の「あっさり」と、背脂たっぷりの「こってり」の2種で、ほか「つけそば」も提供。今回は「あっさり中華そば」を全部入りのスペシャルで注文した。
中華そばは喜多方ラーメンの様相で、薄濁りのスープに三河屋製麺の平打ち縮れ麺が泳ぐ。スープは豚骨や鶏ガラをベースに香味野菜も一緒に炊いたもの。カエシには醤油も少し使っているのかもしれないが、ほとんど塩ラーメンと言っていい。チャーシューはホロホロで、しっかり醤油で味が付けられたもの。ボリュームも満点だ。
味玉には奥久慈卵を使っていて、黄身もネットリとしていて旨い。カイワレ大根、フライドオニオン、そして辛みの残った刻みネギが良いアクセントになっている。あっさりながら、満足度の高い一杯だ。次回は、アラフォーなりに体調を整えて、背脂たっぷりの「こってり」にもチャレンジしたいところである。
<店舗データ>
【店名】 中華そば きび 明大前店
【住所】 東京都世田谷区松原2-42-5
【最寄】 京王線「明大前駅」徒歩1分