多彩なメニューが魅力の梅ヶ丘「ラーメンボノボ」
小田急線・梅ヶ丘駅の南口から歩いて2分ほど。梅丘商店街の一角で2012年1月20日から営業する「ラーメンボノボ」へ。コチラは目黒区西小山「麺屋 百式」と姉妹店にあたる。代表の笠原優氏は「品数の多いラーメン屋は美味しくない、という定説へ挑戦」と、季節やコンセプトに合わせ様々なラーメンを提供している。
店内はL字カウンターに10席で、テラスにも4人がけテーブルが1卓ある。麺メニューは先述の通り種類豊富だ。ラーメン類は醤油、塩、魚介とんこつに加え「かにらぁめん」も提供。つけ麺は魚介、担担、渡り蟹の3種があり麺を冷盛りと熱盛りから選べる。さらに担担麺、汁無し担々麺、台湾まぜそば、油そばも用意している。
それぞれチャーシュー、味付け玉子、のり、穂先メンマ、わんたん、ネギ増し、辛みそを追加トッピング可能だ。替え玉も全玉、半玉を提供。また、ご飯、肉飯ねぎ塩、肉飯テリマヨ、鶏生姜飯、肉飯ハーフといった飯モノに加え、焼き餃子、しそ水餃子、腸詰、チョリソ、わんたんなどのツマミもあり一杯飲ることも可能だ。
メニューが多く目移りするが、今回は面白そうな「特製かにらぁ麺」を頂く事に。細麺(1180円)と太麺(1200円)から選べるが「太麺」でお願いした。着丼までは10分ほど。少し泡立った茶濁スープは、トロミがあり蟹がしっかりと香っている。ただ、動物系出汁と合わせているのか、香りに比べ味の方は蟹の主張が弱めである。
カエシの塩味も控えめで、よく言えば円みがあり、悪く言えば輪郭がボケている印象である。そこに泳ぐのは自家製の太麺だ。全粒粉にタピオカ粉を配合しているそうでモッチリした食感でインパクトのある麺である。粘度の高いスープとの相性は良い。そして嬉しいのは特製だとチャーシューがたっぷりと乗っている点だ。
しっとり仕上がった低温調理の鶏胸肉が2枚。そして豚肩ロースはレアな仕上がりで2枚、熱が入ってホロホロになった肉が1枚である。特にレアチャーシューは肉の旨味を存分に楽しめる逸品だ。味玉も醤油ダレが染みて黄身がホックリと仕上がっており美味である。ほか穂先メンマ、海苔2枚、紫玉ネギ、貝割れ、柚子皮が乗る。
卓上にはブラックペッパー、七味、酢、辣油があるほか、少量の辛味噌とニンニクもスタッフにお願いすれば無料で提供してくれる。後半で少しスープが重く感じたので、試しに酢を加えてみるとなかなか良い塩梅に。最後まで美味しく頂いた。この麺だと、つけ麺やまぜそばも旨そうだ。次はこの2択で迷うことにしよう。
<店舗データ>
【店名】 ラーメンボノボ
【住所】 東京都世田谷区梅丘1-22-12
【最寄】 小田急小田原線「梅ヶ丘駅」徒歩2分