群馬豚骨の名店が下北沢に降臨
いつか行きたいと思っていた群馬の名店が、アチラからやって来た。2023年12月15日、下北沢駅の東口そばに「だるま大使 -無限-」がオープンしたのだ。本店は群馬県高崎市の国道18号沿いに1993年に創業。ご主人の椛沢紀之氏は当時まだ群馬では珍しかった濃厚豚骨で勝負し、群馬のラーメンシーンをリードしてきた。
しかし紀之氏は2000年に若くして他界。妻の椛沢智子氏が継承し事業を続けてきたが、2019年からは高崎の食肉卸・松島ミートの子会社「株式会社CREST」の運営に。今回の下北沢への出店で、紀之氏の「東京進出」の夢を果たした形となった。店内は店奥にカウンター6席と、手前に2人掛けテーブル4卓の計14席。
麺メニューは基幹メニューの「だるまらーめん」を筆頭に、醤油ダレを強めに効かせて背脂を浮かせた「だるまらーめんパートⅡ」、醤油清湯「昔ながらのだるま中華そば」をラインナップ。それぞれ角切りチャーシュー、半熟味玉、ネギ、メンマ、のり、辛子高菜を追加トッピング可能だ。もちろん替え玉も用意している。
またサイドメニューには、ライス、チャーシュー丼、もつ煮、もつメンマがあり、ビールをひっかけることも出来る。今回はメニューに『まずはこのらーめん』とある「だるまらーめん(990円)」を注文することに。麺の固さをやわらか、ふつう、バリカタ、ハリガネの4段階から選べるが、まずは「ふつう」でお願いした。
着丼までは3分ほど。少し泡立った茶濁スープは、豚骨100%で炊いたという白湯だ。嫌な獣臭は皆無。醤油のカエシは香り十分だが、塩味は強すぎずマイルドな飲み口に。豚骨の旨味がしっかり抽出されているので旨い。合わせる麺は「ふつう」だとしなやかさがあり、小麦の香りも良くスープとの相性も抜群だ。
トッピングには豚肩ロースのチャーシューが1枚、黄身ネットリの味玉が半玉、メンマ、刻みネギが乗る。そして替え玉はハーフ(100円)も用意しているが、今回は1玉(150円)をバリカタで注文。パツっと歯切れよく、これもまた旨し。最後は卓上の紅生姜、胡麻、タレで味調整し、美味しく完食した。いつか本店にも行きたいなぁ。
<店舗データ>
【店名】 だるま大使 -無限-
【住所】 東京都世田谷区北沢2-10-10
【最寄】 小田急電鉄・京王電鉄「下北沢駅」東口徒歩1分