板橋不動通り商店街、人気不動の煮干麺
都営三田線の板橋区役所前駅から歩いて3分ほど。旧中山道「不動通り商店街」の中ほどにある「はちどり」へ。ご主人は高田馬場「麺屋 宗」などでの修業を経て、2015年に創業。上質な煮干しや鶏を使った無化調の一杯が人気で、開店前から行列が出来るほど。店内はカウンターよりテーブル席の方が多く、家族連れも楽しめる。


麺メニューは、煮干し+鶏の「にぼしラーメン」と、鶏100%の「丸鶏ラーメン」の2種が主軸。ほか、煮干し100%の「極にぼしラーメン」、背脂入りの「背脂にぼしラーメン」、味噌ラーメン、つけ麺もラインナップ。一方、飯モノは220円で「しらす丼」「かつお節丼」「いわし節丼」「しらす丼」「にぼし漬丼」「チャーシュー丼」などを用意している。
今回は「にぼしラーメン」に味玉(100円)をトッピング。更に「にぼし漬丼」も追加でオーダーした。ラーメンのスープは片口鰯の煮干や鰯節から抽出した魚介出汁に、名古屋コーチンや大山鶏の出汁を合わせたもの。煮干の存在感はしっかりとあるが、決して主張しすぎない旨いスープである。表面に浮かんだ煮干の粉が食欲をそそる。


そこに合わせるのは三河屋製麺の中細麺。しなやかで柔らかく、スープとの相性も抜群だ。トッピングの味玉は黄身がトロトロで嫌な臭いは皆無。メンマは丁寧に炊いてあり、小松菜はシャキシャキで香りが良い。バラロールチャーシューも脂が強すぎることなく旨い。丁寧に作られたのがわかる一杯で、箸が止まらない。
一方の「にぼし漬丼(220円)」は、白ご飯に煮干しの醤油漬けが乗った逸品だ。煮干は佃煮のような甘いタイプではなく、シンプルな醤油味。青ネギと胡麻のハーモニーがたまらない。途中でラーメンのスープを垂らし入れれば更に旨さ爆発。他にも魅力的な丼モノは色々あるが、私はコレが一番のオススメ。お近くに寄られた際は是非!
<店舗データ>
【店名】 麺屋はちどり
【住所】 東京都板橋区板橋3-14-2
【最寄】 都営三田線「板橋区役所前駅」徒歩3分