高戦闘力な夏季限定「冷製つけそば」
東武野田線・大和田駅から歩いて7分ほど。大和田ふれあい通りを南下し、大和田駅南信号で左折。大和田公園通り沿いに2004年2月に創業した人気店「中華そば 螢」へ。運営するのは「螢」の至近にある「欧風カレーgii」をはじめ「大宮大勝軒」「ラーメンショップ122号騎西店」なども傘下に収めている株式会社海元だ。
店舗は土壁で古民家風の外観。オレンジ色のアンティークランプを使っており温かみのある雰囲気だ。駐車場も20台分ほどあるので車でのアプローチも楽である。店内はL字カウンター12席と4人がけテーブル2卓の計20席。昼と夜のピーク時は行列が出来る事も多く、混雑時は先に食券を購入し店内の長椅子や軒先で待つことに。
麺メニューは秋刀魚節が主の魚介出汁に鶏ベースの動物系出汁をブレンドした「中華そば」を筆頭に、昆布+丸鶏の「清湯そば」、白湯の「とりそば」、海老・蟹・帆立を使った「海の味噌そば」、魚介+鶏白湯の「つけそば」「辛つけそば」などをラインナップ。さらに夏季限定で「冷製つけそば」も提供している。
それぞれ焼豚、味玉、のり、白髪ねぎ、メンマ、ゆず増し、辛増しを追加可能だ。また辛肉味噌と細切りチャーシューを乗せた「螢ごはん」や焼餃子、水餃子もありビールを飲ることも出来る。初訪問なので店イチ押しの「中華そば」とも思ったが、あまりの暑さに今回は冷たいつけ汁で啜る「特製 冷製つけそば 並盛(1350円)」を注文。
着丼までは8分ほど。よく冷えたつけ汁は魚介がガツンと香り、旨味も十分だ。中華そば同様に秋刀魚節や鯖節、鰹節、煮干、根昆布などのブレンドだろうか。動物系出汁が旨味を下支えしてはいるが「魚介系>動物系」という印象だ。また甘味が強いものの甘ったるい感じはなく、良いバランスに仕上がっている。
汁の中にはメンマ、たっぷりの刻みネギ、そして香ばしい刻みチャーシューが入る。一方の麺は北海道産小麦100%という太麺。簡単には噛み切れない弾力の強いものだ。おそらく過去に出会った麺の中でも最強クラス。麺肌ツルツルで小麦の香りも良く、汁との相性も抜群である。そして麺の上には肩ロースチャーシューが2枚。
外側を炙ってあるのかとても香ばしく、ホロホロ食感で肉の旨味をしっかり楽しめる。ほかトッピングには黄身ネットリの味玉、海苔、ナルトが乗る。麺量は並盛でも十分な量があり、つけ汁も冷製ながら脂が分離したり浮いている感じもない。最後まで美味しく頂いた。次回は看板メニューの「中華そば」を啜りに来よう。
<店舗データ>
【店名】 中華そば 螢
【住所】 埼玉県さいたま市見沼区大和田町1-1813
【最寄】 東武野田線「大和田駅」徒歩7分