「69'N'ROLL ONE」嶋崎氏プロデュースの一杯
月島駅の4番出口から歩いて1分ほど。新月陸橋の一本北東側の路地で2009年1月から営業している「月島ロック」へ。コチラは、かつて相模原にあった人気店「69'N'ROLL ONE」店主で、いまは尼崎市で「ロックンビリーS1」を営む嶋崎順一氏のプロデュースでオープンしたという。午後5時半からはバー営業も行っている。
店内はU字カウンターに12席ほど。コンクリート打ちっぱなしの壁には、ビートルズのレコードやジャケット、リッケンバッカーのギターやバイオリンベースがレイアウトされている。バータイムなのでまずは生ビール(700円)を駆けつけ一杯。他にもウイスキー、カクテル、日本酒、焼酎、ワインなど様々揃えている。
そして麺メニューは、嶋崎氏監修の生姜が効いた醤油ラーメン「月島ロック」を筆頭に、そこに魚介出汁を加えた「ハチロク」、白湯仕立ての「とりそば」、味噌ラーメンの「サンゴー」、魚介+ロックスープの「つけめん」と個性的なメニューを揃えている。また夜限定で「春菊ラーメン」という気になる一杯も。
他にも飯モノには、たまごかけご飯、しょうが焼きご飯、そして牛すじカレーがフルサイズとハーフを用意。またチャーシューの佃煮、よだれ鶏、枝豆、味玉とチャーシューとメンマの三点盛、ミックスナッツといったツマミ類も提供している。腰を落ち着けて呑むのも良さそうだ。今回は屋号を冠した「月島ロック(1100円)」を注文。
スープは豚100%という清湯に、円みのある醤油のカエシを重ねたもの。豚の旨味はじんわりと。擦りおろした生姜が前面に出ており、スッキリした飲み口に仕上がっている。生姜は丼底に溜まっているので、よく混ぜながら啜るのが良い。合わせる麺は相模原・中根製麺所製の中細ストレート麺だ。コシがあってスープとの相性も抜群だ。
チャーシューはホロホロの豚バラ肉と、噛み応えのある豚肩ロース肉が1枚ずつ。ほか、出汁が効いて柔らかな穂先メンマ、笹切りと細切りのネギがトッピングされる。豚の旨味たっぷりだが、生姜が効いているのでサッパリとした後味。あっという間に完食した。次回は魚介系や白湯など、他のメニューも啜ってみたい。
<店舗データ>
【店名】 月島ロック
【住所】 東京都中央区佃2-16-7
【最寄】 東京メトロ有楽町線「月島駅」4番出口徒歩1分