言問通り沿い、気軽に啜れる「浅草製麺所」
東武線・浅草駅の北口から歩いて5分ほど。言問通り沿い、馬道交差点そばで2007年4月から営業する「浅草製麺所」へ。運営するのは元祖横濱たんめん「横濱一品香」で、「鶏ガラとんこつ屋台味 よってこや」ブランドの派生系にあたる。製麺所の名の通り、店の表からはガラス越しに製麺スペースを覗くことが出来る。
店内はカウンター7席とテーブル18席の計25席。2023年5月に店舗改装を経て、現在はタブレットでの注文となっている。麺メニューだが、つけ麺類は店イチオシの「担担つけ麺」を筆頭に、味噌、醤油、濃厚魚介醤油、石鍋カレー味噌をラインナップ。またラーメンも醤油、味噌、担担麺、冷し担担麺を用意している。
それぞれ味玉、メンマ、炙りチャーシュー、輪切りネギ、チーズ、辛味調味料「ラー玉」と辛さ5倍の「極み」、ねぎ+チャーシュー+ネギの「盛りかご」を追加トッピング可能だ。なお、つけ麺の麺量は茹であがり量で並300g、中盛450g(80円)、大盛600g(150円)である。飯モノには白めし、ねぎめし、チャーシュウめしが。
ほかツマミ類も揚げ物中心に充実しており、春巻き、ポテトフライ、コロッケ、海老フリッター、タコの唐揚げ、チーズの包み揚げ、焼き豚盛り、枝豆、味玉などを揃えている。一杯飲るのも良さそうだ。蒸し暑い夜なので冷し坦担麺と迷ったが、今回はイチオシという「担担つけ麺(950円)」を「麺中盛(80円)」で注文した。
太麺ということもあって着丼までは10分ほど。麺はパスタボウルのような楕円形の器に盛られ、つけ汁も大き目のボウルでの配膳だ。そのつけ汁は、芝麻醤のゴマが香ばしく甘味と辣油の辛味のバランスも良く、さすが人気商品という印象。中には甘く味付された肉味噌、刻みネギ、ほんの気持ち程度の玉ネギが入る。
一方、自家製の麺だが肌にほんの少しザラ付きがあり、つけ汁が絡みやすいようになっている。盛り付けの麺線をもう少し整えた方が見栄えがするだろうが、モッチリしていて旨い麺だ。卓上には胡椒、山椒、一味があるのでお好みで。特に山椒は痺れ感が加わりおススメ。トッピング無しだと殺風景なので何か追加すればよかったな。
<店舗データ>
【店名】 よってこやつけ麺工房 浅草製麺所
【住所】 東京都台東区浅草6-9-4
【最寄】 東武スカイツリー線「浅草駅」北口徒歩5分