肥宝館 -貧すれば丼する-

【東京駅】 中華そば 福味「紅の煮干しラーメン(1000円)」

「ラーメン激戦区」唯一の端麗系は、紅で勝負

東京駅前の「KITTE丸の内」地下1階に、2019年3月にオープンした『ラーメン激戦区』へ。松戸の行列店「とみ田」の都内初進出店となる「松戸富田麺絆」をはじめ、担々麺の「阿吽」、味噌「ど・みそ」、豚骨「博多一幸舎」、そして今回訪れた淡麗系の「福味」と、激戦区の名に恥じぬバラエティ豊かな5店舗が集まっている。

こちらの「福味」は、せたが屋系列のブランドである。KITTE丸の内への出店は、羽田空港国際線ビル3Fに続き2店舗目だ。ちなみに、せたが屋グループは、八重洲の地下にあるラーメンストリートにも「俺式 純」「ひるがお」の系列2店舗を展開。東京駅を東と西から挟み撃ちする格好となっている。

ラーメンは醤油と塩の2種の清湯中華そばに加え、鶏白湯も提供。また、KITTE限定のメニューで、赤いスープが目を引く「紅の煮干しラーメン」なる一杯も。ネタ枠のような気もするが、せっかくなので、そちらをオーダー。スープが切れ次第終了とのことなので、ディナータイムに残っていたのはラッキーか、はたまた・・・?

白い丼に映える紅色スープ。ボルシチなどでお馴染みの赤い野菜「ビーツ」を使って色を出しているそうだ。食紅と違い優しい色合いである。一方、肝心の味だが、煮干しと鶏、野菜の出汁を使っていて、スッキリとした飲み口に仕上がっている。しなやかな中細麺もマッチしていて、端麗系ラーメンとしてしっかりまとめてある。

チャーシューは豚と鶏が1枚ずつ。豚は中華料理の焼豚の様に、しっかりと味付けされたもの。鶏肉は柔らかな仕上がりだ。味玉も細切りのメンマも申し分なし。白髪ネギと一緒に散らされた食用菊が彩りを与える。1杯1000円というのは少々観光地価格ではあるが、十分に楽しめるのではないだろうか。

<店舗データ>

【店名】 中華そば福味(ふくみ)キッテグランシェ店
【住所】 東京都千代田区丸の内2-7-2 JPタワーB1F
【最寄】 JR「東京駅」丸の内南口より徒歩1分

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