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肥宝館 -貧すれば丼する-

【丸の内】 松戸富田麺絆「濃厚つけ麺 大(1070円)+全部のせ 柏幻霜ポーク(700円)」

松戸の名店「とみ田」初の東京進出店

東京駅前の「KITTE丸の内」地下1階に2019年3月にオープンしたグルメゾーン『ラーメン激戦区』へ。松戸の人気店「とみ田」の初となる都内進出店「松戸富田麺絆」をはじめ、担々麺の「阿吽」、味噌「ど・みそ」、豚骨「博多一幸舎」、淡麗系の「福味」と、まさに激戦区の名に恥じぬバラエティ豊かな5店舗が集まっている。

今回は、この中で一番長い行列を作っている「松戸富田麺絆」へ。店名の「麺絆(めんばん)」とは、富田店長が惚れ込み、通い続けた東池袋大勝軒の故・山岸一雄マスターの言葉である。また店内には、山岸氏の大きな写真や色紙も掲示。孫弟子にあたる富田氏の、山岸氏への尊敬と感謝の念を全身で表現した店構えだ。

店構えだけではない。メニューにも、富田氏が山岸氏の味を再現した渾身の「もりそば」と「中華そば」をラインナップ。松戸の「とみ田」本店のスタイルを踏襲した「濃厚豚骨魚介つけ麺」も加え、3つの味で勝負する。平日の夕食時で10人程の並びが発生していたが、店内は約30席もあるため15分程度の待ち時間で着席。

トッピングの「全部のせ」が、まさかのプラス700円という事実に一瞬怯むも、せっかくなので「濃厚豚骨魚介つけ麺 大盛(1070円)」を全部のせでオーダー。着丼までは10分ほど。さすが「とみ田」の看板を背負っているだけあり、麺は盛りが美しい。のど越しが良く、小麦の香りもしっかりと感じられる。

一方のつけ汁は豚骨、鶏ガラ、煮干し、サバ節などを大量に使った濃厚なもの。コクと甘み、酸味がほどよいバランスで、麺との相性も良い。気になる「全部のせ」は、千葉県柏の幻の霜降り豚「幻霜ポーク」を使用したバラ肉の煮豚、肩ロース肉の吊るし焼き、ローストポーク、モモ肉の醤油煮の4品。そこに味玉が添えられる。

肉4品は、いずれも流石と思わせる味に仕上がっている。最後はスープ割りでサッパリと完食。地下街への出店なので過度な期待は禁物だが、観光などで訪れるには十分なクオリティではないか。なお「つけ麺」と「心の味餃子」はお土産用も販売している。東京土産に購入するのも、面白いかもしれない。まあ、本店は千葉だけど。

<店舗データ>

【店名】 松戸富田麺絆(まつどとみためんばん)
【住所】 東京都千代田区丸の内2-7-2 JPタワーB1F
【最寄】 JR「東京駅」丸の内南口より徒歩1分

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