東池袋大勝軒のDNAを継ぐ駒込の人気店
JR山手線・駒込駅の西口から歩いて2分ほどの「麺屋 ごとう」へ。元々は1998年、後藤敏幸氏と浩二氏の兄弟が西池袋で創業した。お二人とも「東池袋大勝軒」山岸一雄氏の元で修業。数多ある弟子筋の中でも、特にそのDNAをしっかり受け継いだ味と人気を博した。そして2014年に西池袋から現在の場所に移転して来たのだ。


現在は弟の浩二氏が厨房に立つ。半地下の店内はカウンター8席と4人掛けテーブル1卓の計12席。麺メニューはラーメン、もりそば、あつもりの3種で、チャーシュー、ワンタン、煮玉子、生玉子、メンマ、ねぎを追加トッピング可能だ。山岸氏の系譜とあり「もりそば」も人気だが、私はここのラーメンが好きだ。今回は煮玉子入りで注文。
スープは豚骨や鶏ガラといった動物系出汁に、煮干と節の旨み・香りを加えた白湯。旨みは濃厚だが重すぎず。比較的サラっとした飲み口に仕上がっている。一方、ツルっとした麺肌の太麺は自家製。モチモチした食感でコシもあり旨い。スープとの相性も抜群。なお、並盛でも麺量300gと多めなので、食べ応えも十分である。


ロース肉のチャーシューは脂身少な目で薄味なので、肉の味をしっかり楽しめる。以前は固茹での味玉だったが、最近は半熟に。これもまた旨い。ほか、歯ごたえのあるメンマ、海苔、刻みネギがのる。途中で卓上の白・黒胡椒、豆板醤、ニンニクで味に変化を。量も味も大満足。山岸氏のDNAが色濃く残る「ごとう」。ぜひ一度。
<店舗データ>
【店名】 麺屋 ごとう
【住所】 東京都豊島区駒込1-39-5
【最寄】 JR山手線「駒込駅」北口徒歩2分